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内容説明
日本初のアダルトアニメ「仙人部落」から「鉄人28号」「エイトマン」「サザエさん」「キャプテン」まで。東映動画、虫プロ、タツノコプロ、ピープロ、東京ムービー…各社を向うに回して1960年代のTVアニメを先導したTCJ=エイケン。誰も知らないTVアニメ創世記。
目次
序章 口上に代えて―
第1章 とりあえず、兄貴と僕のこと
第2章 TCJ入社 CMから『仙人部落』へ
第3章 弾よりも速く ビルのまちにガォー
第4章 アニメとスポンサー
第5章 サザエさんの半世紀
第6章 さらなる可能性をもとめて
第7章 悔いの残った『ガラスの仮面』
第8章 忘れ得ぬ人たち
特別対談 鷺巣政安×古谷敏
第9章 『キャプテン』とあきおちゃん
終章 初めよければすべてよし
著者等紹介
鷺巣政安[サギスマサヤス]
1932年東京生まれ。22歳でTCJ(現・エイケン)に入社。CMアニメの制作にチェッカーとして参加。国産テレビアニメのスタートともに、『エイトマン』、『鉄人28号』などの制作担当の1人として活躍。その後もエイケン作品に、プランナー、コーディネーター、プロデューサーとして関わる。漫画家でピープロ創始者のうしおそうじ(鷺巣富雄)は実兄、音楽家・鷺巣詩郎は甥にあたる
但馬オサム[タジマオサム]
1962年東京生まれ。文筆人。執筆および出版プロデュースに従事する。映画、特撮、猫、官能、B級犯罪、近現代史など守備範囲は多岐にわたる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
もくもく
4
TVアニメの黎明期から、『鉄人28号』『エイトマン』『スーパージェッター』などを世に送り出し、現在は『サザエさん』で有名なアニメ製作会社エイケン(旧TCJ)の元プロデューサーであり、漫画家・ピープロ社長 うしおそうじ(本名:鷺巣富雄) の実弟でもある鷺巣政安氏へのインタビューを構成した本書は、どこをとっても驚きに満ちていました。『サザエさん』を作る時には、「アニメといえば宇宙・怪獣・ロボット・忍者の時代に、何を血迷って『サザエさん』なんだ?」と反対を受けた話など、言われてみれば確かにそうだっただろうなあ。2016/05/03
富士さん
0
現在日本の商業アニメの本流となっている山本早苗・政岡憲三ラインとは違う、大石郁雄ライン上の大物、鷺巣政安さんのオーラルヒストリー。アニメ史上で特に重要だと思われるのはテレビアニメ初期の制作状況や権利販売、CM制作にかかるエピソードに止まるように思いますが、マンガや特撮を股にかけて活動されている関係で証言はアニメに止まりません。原オタク世代の人たちの認識もそうなのですが、別世代の人たちのことを聞くと、今自分が考えているサブカルチャーの枠組みが必ずしも固定的な妥当性を持っているわけではないことを痛感します。2016/06/03
わとそん
0
まあまあ2016/04/23