出版社内容情報
人間の記録 第38巻 乙羽信子「どろんこ半生記」
四六版 本体1,800円
ISBN 4-8205-4279-6
乙羽信子(1924~1994)鳥取県出身
「百万ドルのえくぼ」といわれた女優。夫・新藤兼人監督の『午後の
遺言状』は、最後の出演作。
感想・レビュー
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amana917
1
「乙羽信子」の名を私が知ったのはおしんを見たときだった。1991年生まれなので動画で一気に見たときだ。見たとき、田中おしんの健気で芯の強い印象が強く乙羽おしんはどこかいいとこの出来る老主人、頭は硬いという印象が強かった。でも気になって、次に若い頃の「原爆の子」を見た。素直に良い作品だと思った。 この本には乙羽信子の半生が描かれていた。ビックリした。あんな可憐なお嬢さんはこういう感じで生きてきたんだと。それと、戦前、戦中、戦後の姿も見えた。 感想は一杯あるが、何となく乙羽おしんが何故ああいう演技なのかわかっ2014/07/21