出版社内容情報
夜明けは間もない この四畳半よ コードに吊るされたおしめよ 煤けた裸の電球よ セルロイドのおもちゃよ 貸布団よ 虱よ 僕は君らにさよならをいう 革命詩人の情熱と志を伝える詩集。
著者紹介
1902~79年。昭和期の詩人、小説家、評論家。東京大学卒業。プロレタリア文学運動の代表的理論家として活躍。著書に「鉄の話」「梨の花」「甲乙丙丁」など。
内容説明
革命詩人の高揚する情熱と志。初刊のデザインの香りをつたえる新しい愛蔵版詩集シリーズ。
目次
大道の人々
浦島太郎
しらなみ
爪はまだあるか
あかるい娘ら
眼のなかに
挿木をする
わかれ
たんぼの女
私は月をながめ〔ほか〕