目次
第1章 なぜ国鉄改革が必要だったのか
第2章 国鉄改革前夜の攻防
第3章 国鉄から新生JRに向けて
第4章 民営化後の歩み
第5章 日本の再生に必要な改革とは何か
第6章 鉄道ルネッサンスを目指して
著者等紹介
松田昌士[マツダマサタケ]
昭和11年北海道生まれ。36年3月北海道大学大学院法学研究科修了。36年4月日本国有鉄道入社。58年2月同社経営計画室計画主幹。60年3月同社北海道総局総合企画部長。60年11月同社経営計画室審議役兼再建実施推進本部事務局次長。61年2月同社経営計画室審議役兼再建実施推進本部事務局長。62年4月東日本旅客鉄道株式会社常務取締役総合企画本部長。平成2年6月同社代表取締役副社長。5年6月同社代表取締役社長。12年6月同社取締役会長(現在)。12年6月~13年12月国際鉄道連合(UIC)副会長、世界鉄道評議会(WEC)議長。14年1月~引き続き同連合副会長、同評議会議長
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感想・レビュー
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kotte
13
JR東海の葛西智之さんの本を読んだので、こちらも手に取りました。国鉄改革から30年。様々な視点から本が書かれていますので、国鉄分割民営化とはなんだったのかを深く学んでいきたいです。2017/08/05
とみやん📖
8
JR東日本の住田正二初代社長が先般亡くなり、国鉄民営化の軌跡を振り返りたくなった。 著者は当時民営化の検討を内部から推進し、中心でな役割を果たした若手管理職。各位の努力は無論だが、政府と会社、政治が噛み合って、民営化を実現できたのは、それだけ絶望的な状況に追い込まれ大義があったからと再確認できた。国鉄民営化は予想通り東海と東日本の独走。北海道は大苦戦。地の利と人材等の経営資源に恵まれた同社が民営化を礼賛するのは当然の流れのように思う。2018/07/14
baboocon
4
☆☆2010/05/03
手押し戦車
2
昔ある国の将軍が他国に船に乗って攻めた話があって、敵地に着いたら乗ってきた船を全部に火を付け味方に逃げて溺れるか戦って勝つかのどちらかだと選択を迫ったようにみんなが改革に向けて一丸になるとすごい力が発揮される。鉄道事業は「安全、サービス」という定義が今を作った。ただの鉄道事業と思っていたらサービスも向上しなかったと思う。ドラッカーのマネジメントの中で「我々の事業は何か」「顧客は誰か」を常に考えると「サービス、安全」「各地域の生活便利を買う人」と思った。なせばなる。一丸となって力を出す。2014/03/02
くま
2
手前味噌な感じもするけど、実によい本でした。プロジェクトX好きにはたまらない展開。あと鉄道好きにも。山之内社長が好きだったので、松田さんはどうかしらと思ってたけど、大分ファンになりました。2010/08/09