内容説明
羽生五冠の実戦譜に見る新旧の将棋格言105。羽生将棋のエッセンスがつまった名場面集。
目次
序盤編1~11
中・終盤編12~73
最終盤編74~105
著者等紹介
羽生善治[ハブヨシハル]
昭和45年9月27日、埼玉県所沢市の生まれ。57年12月、6級で奨励会入会。二上達也九段門下。60年12月四段、平成5年八段、6年九段。8年2月、第45期「王将戦」で史上初の七冠王(全タイトル独占)。趣味は水泳、旅行。血液型AB型。著書に「羽生の頭脳・全10巻」、「羽生マジックI・II」、「村山聖名局譜」(先崎学と共著)他
木屋太二[キヤタイジ]
昭和23年、横浜市の生まれ。40年、故坂口允彦九段門下で奨励会入会。「将棋世界」「将棋」編集部を経て、現在フリーのライター。竜王戦、新人王戦、女流名人位戦等の観戦記を執筆。著書に「将棋クロスワードパズル」、「勘違い角と相振り飛車」他
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感想・レビュー
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かわうそ
3
「両取り逃げるべからず」「投げる前に一考」。将棋だけでなく、人生でも度々ありそうな難しい局面。その迷いどころで指針となる格言が集まった一冊。個人的にはこの本には書かれてなかったけれど、「助からないと思っても助かっている」という言葉が一番好き。確か故大山康晴氏の言葉。
あなあき
1
2001年刊行。「若い頃の羽生が指した妙手・名手の数々を将棋格言とともに味わう」といった感じの内容。「マジックの桂で寄せろ」とか「入玉将棋は大駒を狙え」とか、実際上の著者である木屋さんがつくった(?)「新格言」が4割くらい含まれているので、格言そのものを覚えたい人には向かない本かもしれない。級位者向けのやさしい筋から、いわゆる「羽生マジック」まで、局面解説集としてのレベルは相当のものだし、紹介されてある将棋が指された当時の羽生と対局者のエピソードもあって、さまざまな棋力の読者が楽しめるような面白いつくり。2014/11/29
かもっぱち
1
格言は中々知る機会がないからよかったな2010/01/15