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維新・改革の正体―日本をダメにした真犯人を捜せ

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  • サイズ B6判/ページ数 227p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784819111973
  • NDC分類 332.107
  • Cコード C0095

内容説明

国土計画、マクロ経済政策、新幹線整備…日本のど真ん中で経済成長を牽引した各界の権威の証言を引きながら「改革」の真実と「日本弱体化」の構図を明らかにする。

目次

第1章 日本を財布と見なす「アメリカ」
第2章 日本の成長を阻む「狂った羅針盤」
第3章 日本をダメにした「行政改革」
第4章 「次世代投資」を阻むマスメディア
第5章 日本を狙う「反成長イデオロギー」
第6章 維新で踊るダメ人間

著者等紹介

藤井聡[フジイサトシ]
1968年奈良県生まれ。京都大学土木工学科卒業。同大学大学院土木工学専攻修了後、同大学助手、助教授、東京工業大学助教授、教授を経て、京都大学大学院教授ならびに同大学レジリエンス研究ユニット長。専門は国土計画等、公共政策に関する実践的人文社会科学全般。03年に土木学会論文賞、05年に日本行動計量学会林知己夫賞、07年に文部科学大臣表彰・若手科学者賞、09年に日本社会心理学会奨励論文賞および日本学術振興会賞などを受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁

12
日本はアメリカの財布。この発想だからTPPで損害賠償金で儲けられる可能性が高いわけだな。恐ろしい。米軍基地軍縮交渉が頓挫し、思いやり予算もなくならないわけか。スネ夫とジャイアンの関係に例えて説明されているのがわかりやすかった。インタビュー形式でもある。公共投資が大切なのは理解できるが、肝腎なのは、震災復興、メンテナンス、人的資源へ資金が回ることではないか。ODにも研究補助がくるようなことにはならないので。放漫財政がいかに弱体化させるのか(183頁)。無駄は無駄。では、ダメな国民が強靭な暮しをどう築けるか?2013/03/31

酉井舎

2
藤井聡教授が3人の長老へのインタビューを行い、「維新」や「改革」に踊らされる日本人に警告するという内容であった。アメリカの要求、新自由主義、対日工作、緊縮財政、構造改革とデフレを進行させ、必要な公共事業ができず国土計画も不十分なものとなり、その結果、日本の成長が阻まれていたことが先人の証言による背景とGDPの推移を表す数値・グラフで明らかにされる。では、このまま成長しないままでいいのか?日本を終わらせぬようにするには日本人が立ち向かい戦わなければならない。となる論理構成や熱さのある藤井節をとくとご覧あれ。2013/07/20

Yoshitetu Takeyama

2
やや古臭い感じだが良質な大人のインテリジェンスを感じました。日本をダメにした6つの勢力についての解説があるのですが、糾弾するではなく性善説に基づいたであろう愛情ある解釈でそれらの正体をあぶりだしてくれます。個人を名指しで批判する場面もありましたが許容できる範囲内に収まっており、そこもまた大人の配慮があり安心して読めました。2013/02/09

カインズ

2
【国家の自傷行為】IMF型モデルや単年度主義、公共事業という言葉にまとわりつく利権というイメージといった合理性に欠けている若しくは長期的な視野で物事を見ない考え方が日本を成長させようとする政策を如何に阻んだのかが良く分かる。日本で為された「改革」は、まさに国家の自傷行為ではないだろうか?日本国民は、規制を崩壊することに躍起になるあまり己のモラルも崩壊させてしまっているように思われる。2012/11/14

ダンボー1号

1
民主党支持した国民がバカで最も悪いと言う本を最近立て続けに読み、投票してなくても凹んでしまう。犯人はわかるが、検証としては数字含め分析が弱い印象。心地いいフレーズに騙されるな 公共投資と「長老」の意見が正しいとは 愕然とします。改革とか考えずに長老の声をまだ聞かねばならないのか 複雑です。2014/10/01

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