それでも日本は原発を止められない

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  • サイズ B6判/ページ数 248p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784819111454
  • NDC分類 543.5
  • Cコード C0095

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁

9
書名は衝撃的。中野氏は、官僚に電力会社の運営ができない、と切り捨てる(35頁~)。ただ、中野氏は官僚組織にいるので、官は意外に力が弱いというが、この間役場や県庁に行くと、どの部署でも人は過剰に見えたのは表層的だろうか。無駄な人員配置がないことを祈る。評者としては、中野氏の主張に賛同できるのはTPP(別の本)での見解であるが、本書ではあまり賛成できない内容であった。中野氏の見解にも一長一短というのが妥当な評価になるのかもしれない。使用済み核燃料問題は頭痛の種(90頁~)。高速増殖炉というリアルな話題もある。2013/10/04

スパイク

4
この(原発)問題、おもしろい(面白いではなくて、興味あるという意味です。)このまえ、反原発の立場表明したけど、いったん棚上げさせていただきます。自分では、原発の問題を客観的にとらえていたつもりだったけど、全然違ってた。『人は理屈より感情で動く』という理屈はもっともだと理屈なく思えてきました。『経済』の予測が難しいのは、理屈では、こうなんだけれどということですが現実(感情)では違うからですよね。やっぱり極端な二元論でものごとを解決しようとするのは、危険。選択を引きのばしてるとも言えますが、⇒コメントに続く2014/05/11

カインズ

3
【反原発論者に国家観無し】自然エネルギーに関しては技術革新を唱えるのに対して原発のそれには口をつぐむ反原発論者の矛盾を突き、原発についての誤解を正す一冊。反原発論者の主張が如何に国家観を欠いたものであるかが分かる内容となっている。エネルギー安全保障の重要性が繰り返し説かれており、勉強になった。原発の代替として石炭や天然ガスを利用できると思っていたが、シーレーンの確保等がそれに関わってくることには思いが至らなかった。結局、反原発という主張は、有事のことを考えていないリアリティの無いものなのだと思わされた。2011/10/15

Tai

2
言ってることはわかるんだが…原発は事故率はともかく、いざ何かあったときのリスクは大きいのもうなずける。でも、代替案がない限り仕方ないよねぇ。2012/12/06

まさきち

1
森本氏の安全保障についての指摘は,深くうなづけるところがあったが,も山名氏,中野氏の,レベルの低い感情的な反原発派にのみフォーカスをあて,反米反核反国家左翼と結びつけて,ひとくくりにする論法は杜撰すぎて得るものがない.半分ぐらいは読む価値なし.多くの反原発派が感情に流されているように,「原発がどうしても必要」という結論に急いでいる原発推進派の残念な本.反原発の感情的噴出に対して溜飲を下げたい人には勧めるが,きっと何もあなたにはつけ加わらない.2012/05/08

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