外交の戦略と志―前外務事務次官 谷内正太郎は語る

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  • サイズ B6判/ページ数 222p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784819110532
  • NDC分類 319.1
  • Cコード C0031

目次

外交に身を投じて
第1部 日本外交の課題(日中関係;日韓関係;対北朝鮮問題 ほか)
第2部 政治と外交(外交機密費流用事件;田中真紀子外相時代;小泉政権 ほか)
第3部 現在と未来の外交官へ(外交官のあるべき姿;外交を取り巻く環境)

著者等紹介

谷内正太郎[ヤチショウタロウ]
昭和19年、石川県金沢市生まれの富山育ち。37年、富山県立富山中部高校卒業後、東大に入学し、41年、東大法学部卒業。その後、東大大学院法学政治学研究科に進み、44年に修士課程を修了、外務省に入省した。外務省では人事課長、ロサンゼルス総領事、条約局長、総合外交政策局長、内閣官房副長官補を歴任し、平成17年1月に外務事務次官に就任、20年1月に退任した。現在、政府代表、外務省顧問、早稲田大学日米研究機構日米研究所教授、慶応大学大学院SDW研究科特別招聘教授、東京大学大学院総合文化研究科客員教授等

高橋昌之[タカハシマサユキ]
昭和38年宮城県生まれ。兵庫県立姫路西高校、中央大学法学部政治学科卒業後、63年産経新聞社に入社。千葉支局勤務を経て、平成2年から編集局政治部。首相官邸担当、与党担当、野党担当、防衛庁担当などを経て、12年2月から14年2月まで外務省キャップを務め、谷内氏とも親交を深めた。その後、首相官邸キャップ、与党キャップを務め、現在は遊軍キャップ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Honey

7
このような志を持った官僚、政治家は今何処?2021/06/10

ykoro

2
対北朝鮮での拉致問題での強行姿勢、インドの親日感情、北方領土問題での二島返還論(あくまで最初にステップとして)、集団的自衛権、国益の中心は安全保障、が印象的。 また引用されている勝海舟の言葉「事いまだ成らず 小心凛凛翼々 事まさに成らんとす 大胆不敵 事すでに成る 油断大敵」も心に銘ずべきメッセージ。2013/11/27

くどう@mext

1
元外務次官の外交経験を語った本。各国との外交経験の記述は、各国の実情を学ぶ上でも役だったし、また時の政権や世界情勢の背景がわかって面白かった。「志のある外交」という信念は見習いたいなーって思う(^ω^)2011/09/11

yuka_tetsuya

1
海外コミットメントが国力を上回って展開されることを「リップマン・ギャップ」と呼ぶが、まさにアメリカ合衆国はその典型。我が国はといえば逆リップマン・ギャップというお粗末な状況。国が世界に果たすべき役割をわかりやすく述べた本。2009/05/26

しく

0
「自由と繁栄の弧」の原案を練り上げた外交官の著作。政権が変わっても一貫した戦略的外交を貫くことの大切さ等が書いてある。2015/06/06

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