内容説明
難民危機、ブレグジット、米中角逐、ポピュリズム、コロナ禍と激動する欧州とインド太平洋の新たな国際関係を第一線の国際政治研究者たちが鋭く分析。
目次
危機の克服と脱EU/超EU:世界変動期の欧州統合
第1部 EU加盟国:脱EU/超EUの諸相(ドイツ:変容する秩序への対応と国内政治;フランス:安全保障環境の変化とレジーム選択―EU、地中海、南欧;イタリア:「経営者たる国家」の復活か ほか)
第2部 EUの近隣:包摂と隣接のバイラテラル関係(イギリス:2つの危機で分極化する「国益」;トルコ:ヨーロッパ難民危機以降のEUとの関係)
第3部 EUと世界:地殻変動のダイナミズム(ロシア:政治的分断の構造と再協調への課題;中国:EUとの脆弱な相互依存;アメリカ:「アメリカ・ファースト」の呪縛が規定する米欧関係 ほか)
著者等紹介
岡部みどり[オカベミドリ]
東京大学文学部社会学科卒業。東京大学大学院総合文化研究科博士課程満期修了。博士(学術)。ケンブリッジ大学国際関係研究所、オックスフォード大学移民研究所客員研究員、国際連合大学プログラム・アソシエイトなどを経て、上智大学法学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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