出版社内容情報
祖国を追われ、国外暮らしのバウマンのアイデンティティはどこにあるのか。近代を問い続けた彼がこの問題に立ち向かう。
内容説明
祖国ポーランドを追われ、現在もイギリスに暮すバウマンが、自身のアイデンティティとともに、現代社会に生きる私たちのアイデンティティについて語った一冊。
目次
アイデンティティ問題との遭遇
アイデンティティ問題の浮上の背景
ジンメルを通してアイデンティティを考える
マルクス主義とアイデンティティ
市民権とアイデンティティ
リキッド・モダンのアイデンティティ形成のあり方
ナショナリズムの再登場とナショナル・アイデンティティ
愛情を基礎とする関係の変質をめぐって
リキッド・モダンにおける聖なるもののゆくえ
アイデンティティのパラドックス
移民国家とアイデンティティ
フェミニズムとアイデンティティ
原理主義者の台頭とアイデンティティ
反グローバル化運動の持つ両義性
インターネット時代のアイデンティティ
ニューメディアとアイデンティティ
著者等紹介
バウマン,ジグムント[バウマン,ジグムント][Bauman,Zygmunt]
リーズ大学、ワルシャワ大学名誉教授(社会学)
伊藤茂[イトウシゲル]
翻訳家。東京外国語大学大学院博士課程単位取得退学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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