出版社内容情報
明治維新から現代までの男性歴史を、ジェンダーの視点を重視しながら叙述していくシリーズ全3巻。一般的な「歴史」とはすなわち男性の歴史(his-story)であるとして事足れりとするのでなく、「社会的な性」としての男性を強く意識し、その近現代史を、もう一方の性である女性との関係性に恒に考えながら解明していく。20世紀のジェンダー研究を通過した後にこそ可能となった。「男性史」という新たな挑戦をここに!
1 総論「男であること」の戦後史 天野正子
2 セクシャルなホモソーシャリティの夢と挫折 海妻径子・細谷実
3 戦後つくられる「男」のイメージ 木村涼子
4 男らしさのホームレス 麦倉哲
5 男性フェミニストのフェミニズム前史 天野正子
6 つくられる男のライフサイクル 多賀太
7 若者世代の「男らしさ」とその未来 藤村正之
内容説明
フェミニズムを通過した後にこそ可能となった「男の歴史」。第3巻は、敗戦から現在まで。
目次
1 総論・「男であること」の戦後史―サラリーマン・企業社会・家族
2 セクシャルなホモソーシャリティの夢と挫折
3 戦後つくられる「男」のイメージ
4 男らしさとホームレス
5 男性フェミニストのフェミニズム「前史」
6 つくられる男のライフサイクル
7 若者世代の「男らしさ」とその未来
著者等紹介
阿部恒久[アベツネヒサ]
1948年生まれ、早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了。共立女子大学国際文化学部教授
大日方純夫[オビナタスミオ]
1950年生まれ、早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了。早稲田大学文学学術院教授
天野正子[アマノマサコ]
1938年生まれ、東京教育大学大学院文学研究科博士課程中途退学。東京女学館大学国際教養学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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