出版社内容情報
ヨーロッパ政治に新しいヴィジョンはあるのか?!
ヨーロッパの社会民主主義は試練の時を迎えている。
成熟のメルクマールである「市民社会」を接点として
新たに創出した「市民社会民主主義」という言葉を手がかりに、
これからの社会民主主義の可能性を探る意欲作
序 章 市民社会民主主義は可能か――宮本太郎・小川有美
第1章 ニューレーバーはモデルたりうるか?――山口二郎
第2章 社会民主主義政党のイノベーション――安井宏樹
第3章 「第三の道」以後の福祉政治――宮本太郎
第4章 雇用と労働のポリティクス――今井貴子
第5章 刷新された社会民主主義と「市民活動の将来」――坪郷實
第6章 現代ヨーロッパ民主主義と市民(シティズンシップ)教育――小川有美
第7章 欧州諸国における移民政策と国内政治――久保山亮
第8章 「労働党外交」は存在するのか?――半澤朝彦
第9章 中道左派政権と労働組合――小川正浩
座談会 欧州中道左派政治のこれまでとこれから――坪郷實 山口二郎 小川有美
あとがき――山口二郎
内容説明
ヨーロッパの社会民主主義は試練の時を迎えている。成熟のメルクマールである「市民社会」を接点として新たに創出した「市民社会民主主義」という言葉を手がかりに、これからの社会民主主義の可能性を探る。
目次
序章 市民社会民主主義は可能か
第1章 ニューレーバーはモデルたりうるか?
第2章 社会民主主義政党のイノベーション―ドイツを中心に
第3章 「第三の道」以後の福祉政治―社会的包摂をめぐる三つの対立軸
第4章 雇用と労働のポリティクス―イギリス労働党の挑戦
第5章 刷新された社会民主主義と「市民活動の将来」―ドイツにおける市民社会強化戦略を中心に
第6章 現代ヨーロッパ民主主義と市民教育
第7章 欧州諸国における移民政策と国内政治―イギリスとドイツの中道左派政権下での移民政策の構造転換
第8章 「労働党外交」は存在するのか?―イギリス「社民主義外交」の系譜
第9章 中道左派政権と労働組合―その制度的リンケージの変化
座談会 欧州中道左派政治のこれまでとこれから(坪郷實;山口二郎;小川有美)
著者等紹介
山口二郎[ヤマグチジロウ]
1958年、岡山県生まれ。北海道大学大学院教授。行政学
宮本太郎[ミヤモトタロウ]
1958年、東京都生まれ。北海道大学大学院教授。比較政治学、福祉政策論
小川有美[オガワアリヨシ]
1964年、石川県生まれ。立教大学法学部政治学科教授。ヨーロッパ政治論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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