内容説明
下からの農民運動と上からの産業組合の対抗を焦点として農民の主体形成と農村の支配統合を描き、両大戦間期における日本の社会の実態を実証的に明らかにする。
目次
第１章 第一次大戦後の農村社会
第２章 初期小作争議―岐阜県西濃地方の事例
第３章 農民運動と農村対策
第４章 本格的小作争議―岐阜県西濃と茨城県南部の事例
第５章 恐慌下の産業組合運動
第６章 戦間期の産業組合―兵庫県賀茂村の事例
第７章 戦時体制下の産業組合―群馬県西横野村の事例
第８章 戦間期の村落「共同体」
補論 戦間期の地主経営―滋賀県一〇〇町歩地主猪田家の事例
著者等紹介
森武麿［モリタケマロ］
１９４５年生まれ。１９６８年一橋大学経済学部卒業。１９７５年一橋大学大学院経済学研究科博士課程単位取得。１９７５年駒沢大学経済学部専任講師。１９８５年駒沢大学経済学部教授。１９９９年博士号（経済学）。１９９９年一橋大学大学院経済学研究科教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
