内容説明
第３０回日本看護学会は、９つの専門領域別学会（以後、学会）が、独自の学会テーマを掲げ、それぞれの専門性と地域の特徴を生かして多彩な内容で開催されました。また、本年度は４学会が開催県看護協会で抄録選考小委員会を組織し、抄録選考を実施いたしました。日本看護学会に投稿された論文は、会員の皆様が日々の実践の傍ら、指導者や時間の確保などままならない状況を克服しながら生み出された研究成果です。論文集編集にあたっては９学会別の論文集編集小委員会の協力を得て、原稿完成のために最小限の助言をさせていただきました。
目次
術後疼痛管理に対する看護婦の意識の変化―フェイススケールとアセスメントチャートを使用して
開胸術後疼痛に対する患者の意識調査
開腹手術患者の術後疼痛管理―婦人科良性腫瘍での開腹手術を受けた患者の意識調査を通して
ペイン・スケールを用いた術後疼痛の実態調査―術後３日間の疼痛と鎮痛剤使用状況
放射線性口内炎予防のためのブラッシング指導の効果
空腹感に影響を及ぼす諸因子―絶食者のアンケート調査より
脳室内出血の妻から生まれた児の家族介入―危機介入に直接母乳を試みて
救急入院時にできる家族への看護介入―フローチャートを用いた身体状況説明を試みて
自殺企図による重症熱傷患者のスピリチュアル・ペインに対する看護介入の効果
人工股関節全置換術を受ける患者の早期社会復帰への援助―クリティカル・パスを活用し患者参画のケアを試みて〔ほか〕
