内容説明
ヒューマンエラー対策は、悩むより慣れろ。人為ミスによって起こった事故の事例を題材として、どう対処すればよかったのかを詳しく解説。ヒューマンエラーはなぜ起こるのか、いかに防ぎえるのかを、理解から説き起こし、さまざまな業種で使われている対策の具体例まで丁寧に分析。
目次
第1章 事故防止の考え方(事故を防ぐ3つの力;第一の力―異常検知力 ほか)
第2章 ヒューマンエラー問題を解いてみよう(アクセルとブレーキの踏み間違い;酷似する設備の取違い ほか)
第3章 手順設計論―ミスをしないための作業手順の組み方(手順を見直す時期が来た;手順を最適化して何を目指すのか ほか)
第4章 アンケートで現場の問題点を検知する(認知ギャップ:「本当に危ないこと」と「危ないと思われていること」;本音を語ってくれない ほか)
著者等紹介
中田亨[ナカタトオル]
2001年、東京大学大学院工学系研究科先端学際工学専攻修了。博士(工学)。現在、独立行政法人産業技術総合研究所セキュアシステム研究部門研究員。国際電気標準会議(IEC)の「ヒューマンファクターと機能安全」に関する規格検討グループ(TC65 AHG16)のメンバー。国家公務員試験採用試験専門委員などを兼務。研究テーマはヒューマンエラーの抑止法。人間の認知の特徴に合わせた使いやすく誤解を招かない道具とマニュアルの設計、小さなミスを漏らさずに修正する検査体制の構築を、銀行や建設会社などの企業とともに研究している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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