出版社内容情報
戦中・戦後の悲惨な時代の中を必死に生きた昭和の子どもたちの生活が、82篇のエッセイと味わい深いイラスト127点で甦る。
【著者紹介】
昭和12(1937)年、鹿児島県南さつま市生まれ。県立薩南工業高校卒業後、昭和32(1957)年に上京、東昌国土研究所に勤務。昭和48(1973)年に独立、地図編集制作・イラストの仕事を始める。昭和58(1983)年に「進行性・肢帯型筋ジストロフィー」と診断され、闘病絵日記「一日一絵」を描き始める。昭和63(1988)年から車いすの生活、平成18(2006年)からは自力で起き上がることが不可能になるが、一日一絵は現在も欠かさず描き続けている。この間に「からいも育ち展」「ふるさと画展」「一日一絵展」ほか展覧会を各地で開催。ラジオ番組やテレビのドキュメンタリーへの出演も多く、NHKテレビ「おはよう日本」でその制作活動が紹介された。 新聞・雑誌などでも多数記事紹介されている。
内容説明
筋ジストロフィーと闘い「一日一絵」に思いを託す著者が激動と貧困の少年時代を必死に生きた日々の記録。
目次
戦時中編(万世の町;国民学校入学 ほか)
終戦直後編(終戦直後の教室;鉄兜と防毒面 ほか)
中学校生活編(中学校入学;裸足で登校 ほか)
戦後の暮らし編(手車;山裾の畑 ほか)
子どもの遊び編(クモ合戦;榎とヤグラ ほか)
著者等紹介
野崎耕二[ノザキコウジ]
昭和12年、鹿児島県南さつま市生まれ。県立薩南工業高校卒業後、昭和32年に上京。東昌国土研究所に勤務。昭和48(1973)年に独立、地図編集制作・イラストの仕事を始める。絵画作品が千葉県展等で度々入選、特選等に選ばれる。昭和58年に「進行性・肢帯型筋ジストロフィー」と診断され、闘病絵日記「一日一絵」を描き始める。昭和63年から車いすの生活、平成18年からは自力で起き上がることが困難になるが、絵は現在も欠かさず描き続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。