導引―精神を向上させ、心とからだを強くするエクササイズ

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  • サイズ B5判/ページ数 189p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784817070180
  • NDC分類 490.9
  • Cコード C0077

内容説明

「導引」は宇宙の命の海、つまり無限宇宙の中で自分自身を維持向上させようという人間の本能的な自己調整に起源を持つものである。鍼、お灸、指圧、経絡マッサージ、パームヒーリング、ヨガとともに、経絡とツボを利用した心身の向上のための治療法として現代に伝えられているが、鍼灸のように特別の熟練した知識も技術もいらないし、指圧やパームヒーリングのように施術者の必要がない。またヨガやその他の身体訓練のように激しい非日常的な運動を必要とするものではなく、いつでも、そしてあらゆる人種、あらゆる年代層の男女が簡単に実践できるものである。本書では、マクロビオティックの理念から、人間の身体的、精神的構造を考察するとともに、導引の演習方法を解説する。

目次

第1部 神仙道について―人間と身体と精神(宇宙の秩序とマクロビオティックの道;人間の身体的、精神的構造)
第2部 導引の演習(特別演習;精神演習;日常演習;一般演習)

著者等紹介

久司道夫[クシミチオ]
1926年、和歌山県に生まれる。東京大学法学部政治学科および同大学院修了。1949年渡米してコロンビア大学大学院に学び、世界連邦に関する研究を行う。世界各国の環境と食物を検討してマクロビオティックの標準食を編み、それを国際化して教育啓蒙活動を展開してきた。今日まで40数年間、北米、南米、ヨーロッパ、極東と広汎にセミナーや講義を続け多くの支持者を集めてきた。1960年にはボストンにイーストウエスト財団を設立して『イースト・ウエスト・ジャーナル』を発行し、また1980年には久司財団を設立して世界規模の教育活動を開始する。ハーバード大学の研究や、ボストン大学との共同研究などにより、マクロビオティックの効果が評価され、1995年に国連作家賞、1999年には米国国立歴史博物館の「スミソニアン」にクシファミリーコレクションとして代表的な出版物や資料、食品が多数収集されアメリカの歴史資料として永久保存された。また同年、米国国会下院においてその業績が顕彰決議された。英文著作は50点以上、小冊子数十点が5社の米国出版社から刊行され、3~13ヶ国語に翻訳され欧米各国に普及している

柿本和子[カキモトカズコ]
昭和46年3月、東京外語大ロシヤ語学科卒。外語大在学中、金岡秀友先生の東洋思想史に大きな影響を受けるが、最終的に食が思想に与える決定的な影響に気がつく。桜沢如一先生、久司道夫先生の著作を通じてマクロビオティックを知る。その後開業医である夫とともに久司先生に師事。平成12年、15年と念願であった久司先生の講演会を平戸市(田平町)で開催。平成16年12月、久司先生の本拠地アメリカボストン近郊の、久司インスティテュート、レベル4参加をきっかけに、平成17年『マクロビオティック健康診断法』(日貿出版社)を翻訳。同年3月からマクロビオティック教室の開講、普及活動を開始。二男二女の母、長女はオーガニック・ベース、奥津典子(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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