内容説明
本書は、フランス革命勃発からその終焉まで、当時の史料や絵画、イラストでくわしく図解しながら、世界史上有数の激動の時代であるフランス革命を数々の人間ドラマとともに鮮やかに描き出します。
目次
序章 フランス革命とはなにか
第1章 革命前夜
第2章 革命勃発
第3章 動乱の時代へ
第4章 ジャコバン革命政府と恐怖政治
第5章 ナポレオンの時代
著者等紹介
安達正勝[アダチマサカツ]
1944年岩手県盛岡市生まれ。フランス文学者、歴史家。東京大学文学部仏文科卒業、同大学院修士課程修了。フランス政府給費留学生として渡仏、パリ大学等に遊学する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ランラン
5
フランス革命の流れと意義がやっと理解できたような気がしました。ルイ16世は本来国民に愛され従来の国王と違っていたことはこれまで知らなかった。壮絶な血が流されたことによって国民は自由と平等を獲得できた。生まれですべてが決まる社会が変わったのはつい最近だったとは・・・。2019/03/30
アルクシ・ガイ
5
革命は意外にも革命的ではない。「貴顕淑女たちが豪華な食事とワインを食べ過ぎているとき、民衆は飢え死に寸前だった」これはフランス革命五年後のことです。五年前じゃなく。トップの政権争いと庶民の生活は無関係ってことかな。日本の政権交代も(「はじめに」には悪いが)一過性だったし。2017/06/18
つっきーよ
2
ルイ16世にしろ、ロベスピエールにしろナポレオンにしろ優秀な人間が高い理想を持っていたにもかかわらずうまくいかなかった。ロベスピエールの恐怖政治もその当時の状況ではそれ以外に方法がなさそうに見えるし、ナポレオンの皇帝就任も諸外国と戦うためには致し方なかったようにも見える。結果論だけみれば色々言えるような気がするが、未来の出来事を知った上でも悲劇を止める事は難しいように思う。現在、自由で平等な社会は実現しているように見えるが、根底にある問題は解決していないように思える。2023/12/19
α0350α
2
ほとんど知っている内容ですが、当時の風刺画とかが多かったのは良かったです。デムーラン、ダントン、ミラボー等革命の中心的な人物についてはきっちりおさえられていて楽しめました。自由、平等!2013/08/08
6 - hey
2
とにかく図が多く、文字だけではわからない組織の構造などがわかりやすい。2012/10/02