進化論 (第2版)

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  • サイズ B6判/ページ数 223p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784816340079
  • NDC分類 467.5
  • Cコード C0045

内容説明

本書では、ダーウィン進化論から、ラマルク進化論、ダーウィン進化論の流れを汲む総合進化説、また今西進化論や、近年提唱された断続平衡説、連続共生説、中立進化説、ドーキンスの利己的遺伝子説、ウイルス進化論に至るまで、その時代背景や、遺伝学、生物学の基礎知識を交えながら丁寧に解説しています。

目次

1 ダーウィンが登場するまで(なぜ、たくさんの生物がいるのか;動物がいろいろな格好をしているのは ほか)
2 ダーウィンの考えた進化論(『種の起源』という著作;ダーウィンの考えの出発点 ほか)
3 遺伝学の発展と総合進化説(遺伝とはどのような現象か;遺伝学の創始者メンデル ほか)
4 ダーウィン以外の進化論1(自然淘汰によって進化するのか;強力な味方?突然変異選択説の実証 ほか)
5 ダーウィン以外の進化論2(動物の行動は遺伝子が決めている;ハミルトンの血縁淘汰説 ほか)
6 21世紀の進化論(分子生物学;分子生物学の影響 ほか)

著者等紹介

中原英臣[ナカハラヒデオミ]
1945年東京生まれ。慈恵医大卒業。細菌学・衛生学専攻、医学博士。米国セントルイス・ワシントン大学でバイオの研究に従事。その後、山梨医科大学助教授を経て、山野美容芸術短期大学教授、早稲田大学講師、ニューヨーク科学アカデミー会員。科学評論家の佐川峻氏と「ウイルス進化論」を提唱(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

脳疣沼

3
進化論がすごく分かりにくいことが分かった。あと、ウィルス進化説を著者らは推しているのだが、ウィキペディアなんかを読むと、すごく辛辣なこと書かれてるんですが・・・。2016/08/29

3
断続平衡説(進化は一気に起こるとする)はパラダイムシフトみたいと思った。ウイルス進化説(ウイルスを媒介にして、親から子への垂直にだけでなく、水平に遺伝子が伝わるとする)というのは、ミームみたいと思った。進化論の提唱者やその思想の紹介の仕方がイマイチかと思うけれど、入門書では仕方ないのかもしれない2011/05/16

トムトム

2
人間の認識、進化論の歴史。最新の進化論も数十年後にはどうなっているか分からない。2019/07/24

osakanazuki44

2
地球上の生物の数は、150万種類。ダーウィン進化論。①変異②遺伝③生存競争→自然淘汰。自然淘汰・適者生存・生存競争と言ったダーウィン進化論のエッセンスが容赦ない搾取や植民地支配を正当化するハメに。DNA(糖+リン酸+塩基)。利己的な遺伝子。動物の利他的行動は、遺伝子DNAの生き残り戦略によるもので、DNAは究極の利己主義者。ウイルス進化説。自然淘汰は不要。個体ではなく、種の進化。ウイルスに感染して変化。2019/06/04

Rachel

2
現代、我々が当たり前のように信じている(知っている)進化論がどのように発展してきて、その進化論を完成させる為に現在どのような予想があるのか、ということが簡潔にまとめられた非常に分かりやすい本。現代の進化論をより深く知りたい人には向かないが、進化論の発展をその当時の宗教観や世界情勢と照らし合わせながら追っていくのは非常に興味深く、ダーウィンの発表したオリジナルの進化論から現在の進化論に至るまでの、「進化」のスピードにもただただ驚くばかりである。2017/03/29

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