科学と証拠―統計の哲学入門

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科学と証拠―統計の哲学入門

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  • サイズ A5判/ページ数 244p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784815807122
  • NDC分類 417
  • Cコード C3010

内容説明

科学的方法の根幹を支える統計的推論の枠組みを丹念に検討し、科学において証拠の果たすべき役割を、哲学者と科学者の双方に向けて明瞭に示した希有な著作。

目次

1 ロイヤルの3つの問い
2 ベイズ主義の基本
3 尤度主義
4 頻度主義1―有意検定と確率論的モーダス・トレンス
5 頻度主義2―ネイマン‐ピアソンの仮説検定
6 テストケース―停止規則
7 頻度主義3―モデル選択理論
8 第2のテストケース―偶然の一致についての推論
9 結語

著者等紹介

ソーバー,エリオット[ソーバー,エリオット][Sober,Elliott]
1948年生。米ウィスコンシン大学教授。科学哲学者(特に生物学の哲学、統計の哲学の分野)として著名であり、アメリカ科学哲学会会長(2003‐05)、科学史・科学哲学国際連合(科学の論理、方法、哲学部門)会長(2012‐16)も務めた。多数の著書があり、邦訳のあるものとしてReconstructing the Past:Parsimony,Evolution,and the Inference(1988)(『過去を復元する:最節約原理、進化論、推論』、ラカトシュ賞受賞)がある

松王政浩[マツオウマサヒロ]
1964年大阪府に生まれる。1996年京都大学大学院文学研究科博士課程修了。静岡大学情報学部助教授などを経て、北海道大学大学院理学研究院教授、京都大学博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Koning

12
ソーバーによる統計の概説と言えばいいのかなぁ?大著の第1章だけの抄訳なのでまぁアレなとこはあるんだけど、ベイジアンをざっと理解するにはこれで十分ちゃーじゅうぶんな気はします。とはいえ、この界隈慣れてないと手に負えない可能性は大です。2014/02/22

Schuhschnabel

3
再々読。前回読んだときよりも理解がだいぶ深まった。基本的には尤度主義者で、事前情報が信用できるときにはベイズ主義者になるというのはご都合主義だなと思っていたが、「客観性」を求めた結果であるという訳者解説の意味するところがようやくわかってきた。また、ネイマン=ピアソンの統計的仮設検定を墨守するならばP値の大小は結果の解釈に関係ないはずなのに、現実には検定の枠組みよりもP値ばかりに注目が集まるというのは、ソーバーの言う通り頻度主義が基本原理なき緩やかな集合体であることに関係しているのではないかと思った。2020/02/04

roughfractus02

3
進化生物学に関する大著Evidence and Evolution(全4章)の統計学部分を扱う第1章の抄訳である本書は、統計学を認識論の哲学として扱い、仮説を立てる際の観察と証拠をめぐる尤度主義(何がわかるか)、ベイズ主義(何を信じるべきか)、頻度主義(何をなすべきか)の3主義を俯瞰する。各主義の有効性を測る著者は尤度の法則から尤度主義とベイズ主義の共通性を見る一方、頻度主義を3派に分けてフィッシャーの有意検定とネイマン-ピアソンの仮説検定を批判し、尤度主義の欠点を補うAIC(赤池情報量規準)を評価する。2018/10/22

gachin

2
統計の哲学の入門書としてとても良かった。訳者の解説にとても助けられた。

Schuhschnabel

2
再読。最初に読んだときは、何でここでAICが出てくるの(っていうか、AICって何?)、という感じだったが、何となくわかってきた。停止規則をどう取るかについてのベイズ主義と「頻度主義」の違いは何回読んでも面白い。ベイズ主義が批判にさらされる点もわかったところだし、あと半年で卒論を出さなければいけないので、いったんベイズ統計学の勉強に戻ろう。2018/07/17

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