内容説明
市民的自由主義者から帝国主義者にわたる「政治的」福澤像を精算、状況的方法と文明論的方法を二つながら駆使して言葉を紡ぎ出し続けた巨大な知性の全体像を、国家・文明・道徳を軸に描き、「賢慮の人」としての福澤を定位。
目次
第1章 議論の方法
第2章 国家理性
第3章 士魂
第4章 智と徳
第5章 文明の道徳―道徳論の諸相
第6章 文明の作法
著者等紹介
西村稔[ニシムラミノル]
1947年滋賀県に生まれる。1971年京都大学法学部卒業。岡山大学教授(法学部)を経て、京都大学教授(人間・環境学研究科、総合人間学部)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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