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『渓嵐拾葉集』の世界

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  • サイズ A5判/ページ数 284,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784815804725
  • NDC分類 188.43
  • Cコード C3095

出版社内容情報

天台宗の「百科全書」とも言われる『渓嵐拾葉集』は、仏教教理のみならず多くの説話や巷説、
和歌を含み、中世の思想・文学・歴史の一大資料となっている。その作者・ 諸本・成立背景等
を明らかにするとともに、説話の場に光をあて、同書を結節点とする中世文化のネットワーク
に迫る。

目次:
はじめに 

第Ⅰ部 『渓嵐拾葉集』の基礎的研究
 第一章 光宗と『渓嵐拾葉集』
 第二章 『渓嵐拾葉集』の諸本
 第三章 『渓嵐拾葉集』関東所伝本の性格
 第四章 『渓嵐拾葉集』と『秘密要集』

第Ⅱ部 『渓嵐拾葉集』の説話世界
 第五章 天台口伝法門と説話
   ――『渓嵐拾葉集』の「物語云」をめぐって
 第六章 『渓嵐拾葉集』にみる情報収集の諸相
 第七章 『渓嵐拾葉集』における王権と神祇
   ――神璽の箱をめぐる一説話から
 第八章 『渓嵐拾葉集』における「怪異」の諸相
   ――「怪異」を記述すること
 第九章 『渓嵐拾葉集』と『太平記』
   ――行基と波羅門僧正の贈答歌をめぐって
 第十章 「第四静慮」の和歌と説話
   ――『入道右大臣集』、『袋草紙』、そして『渓嵐拾葉集』





















内容説明

中世の「百科全書」その豊饒な宇宙。『渓嵐拾葉集』は、仏教教理のみならず多くの説話や巷説、和歌を含み、中世の思想・文学・歴史一大資料となっている。その作者・諸本・成立背景等を明らかにするとともに、説話の場に光をあて、同書を結節点とする中世文化のネットワークに迫る。

目次

第1部 『渓嵐拾葉集』の基礎的研究(光宗と『渓嵐拾葉集』;『渓嵐拾葉集』の諸本;『渓嵐拾葉集』関東所伝本の性格;『渓嵐拾葉集』と『秘密要集』)
第2部 『渓嵐拾葉集』の説話世界(天台口伝法門と説話―『渓嵐拾葉集』の「物語云」をめぐって;『渓嵐拾葉集』にみる情報収集の諸相;『渓嵐拾葉集』における王権と神祇―神璽の箱をめぐる一説話から;『渓嵐拾葉集』における「怪異」の諸相―「怪異」を記述すること ほか)

著者等紹介

田中貴子[タナカタカコ]
1960年京都府に生まれる。1988年広島大学大学院文学研究科博士課程修了。第16回日本古典文学会受賞。現在、京都精華大学人文学部助教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

双海(ふたみ)

0
調べもののときに使用しました。

和沙

0
やはり中世はカオス面白い。知られざる仏教百科辞典『渓嵐拾葉集』の諸本・成立・収録説話などに迫る。原典も読んでみたい。2011/07/21

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