出版社内容情報
音高く呼ばい<聖なるもの>を現し出す声、あるいは<ヲコなるワザ>とともに哄
笑、反語する笑い。――「遊者」から後白河院、花山院、文覚等にいたるまで、宗
教と芸能、王権と物語のあわいに立ち「推参」する者の姿を通して、中世社会を動
かす深層のダイナミズムに迫った労作。
目次:
<序章 中世の声/第一章 声の芸能史/第二章 声わざ人の系譜/第三章
推参考/第四章 中世寺社の宗教と芸能/第五章 霊地荘厳の声/第六章
熊野考/第七章 笑いの芸能史/第八章 ヲコ人の系譜/終章 文覚私註
内容説明
「遊者」から後白河院、花山院、文覚等にいたるまで、宗教と芸能、王権と物語のあわいに立ち、「推参」する者の姿を通して、中世世界を動かす深層のダイナミズムに迫る。
目次
序章 中世の声
第1章 声の芸能史
第2章 声わざ人の系譜
第3章 推参考
第4章 中世寺社の宗教と芸能
第5章 霊地荘厳の声
第6章 熊野考
第7章 笑いの芸能史
第8章 ヲコ人の系譜
終章 文覚私註
著者等紹介
阿部泰郎[アベヤスロウ]
1953年横浜に生まれる。1981年大谷大学大学院文学研究科博士過程満期退学。大阪大学文学部助手、大手前女子大学文学部助教授等を経て、現在、名古屋大学大学院文学研究科教授
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