視覚と近代―観察空間の形成と変容

視覚と近代―観察空間の形成と変容

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  • サイズ B6判/ページ数 312,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784815803612
  • NDC分類 141.21
  • Cコード C3010

出版社内容情報

近代は視覚の時代か――さまざまに語られる「視覚」と「モダニティー」の関係
を、美術史、科学史、思想史、文学史などの諸領域から探究。ルネサンス以降の「
観察空間」の形成と19世紀以降の変容という歴史的変化を射程に入れ、均質な近
代イメージの限界と経験の多様な可能性を問う。
目次:
序 目覚めたもののための人工の夢[A 観察の技法・]Ⅰ ルネサンスにおける
遠近法/Ⅱ近代的視覚の形成/Ⅲ 視覚技術の受容と拒絶/Ⅳ 「観察者」視点の
生成と変容[B 視覚の序列]Ⅴ 感覚の序列/Ⅵ 街くへのまなざし/Ⅶ 視覚
と距離/Ⅷ 視覚性の政治学/あとがき

内容説明

近代は視覚の時代か。「視覚」と「モダニティ」の関係を美術史、科学史、思想史、文学史などの諸領域から横断的に探究。ルネサンス以降の均質な近代イメージの限界と経験の多様な可能性を問う。

目次

序 目覚めたもののための人工の夢
A 観察の技法(ルネサンスにおける遠近法―キュクロプスの眼とアルゴスの眼のあいだで;近代的視覚の形成―科学革命における観察と実験;視覚技術の受容と拒絶―17~19世紀における顕微鏡と科学;視覚の社会化―「観察者」視点の生成と変容)
B 視覚と経験(感覚の序列―17・18世紀における「視覚」「触覚」概念の変容とその地位;街衢へのまなざし―近代における都市経験とその言語表現;視覚と距離―ゲオルク・ジンメルとアロイス・リーグル;視覚性の政治学―モダニズム美術の視覚をめぐって)