SB新書<br> 他人の期待に応えない―ありのままで生きるレッスン

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SB新書
他人の期待に応えない―ありのままで生きるレッスン

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  • サイズ 新書判/ページ数 216p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784815606060
  • NDC分類 159
  • Cコード C0295

出版社内容情報

あなたはあなたのままでいい

年間200人、合計4000人以上のがん患者を診てきた精神科医が伝えたい、肩の荷を下ろし人生を豊かにするレッスン。

日本ではまだあまり知られていない、がん専門の精神科医「精神腫瘍医」。
絶望と向き合うがん患者さんたちの心に17年以上寄り添ってきた著者は、
人が心を苦しめているとき、大きく2つの原因があると説きます。

1つは素の自分を押し殺し、他人の期待に応えようとばかりしてしまうこと。
もう1つは、怒りや悲しみなど、負の感情を押し殺しふたをしてしまうこと。

「素の自分を許してあげる」
「他人の期待に応えない」
「悲しい時はしっかり悲しみ、しっかり落ち込む」

常に不安や焦燥感悩まされている人へ
本書で人生を豊かにするレッスンをしましょう。

内容説明

ほとんどの人が意識していませんが、人は「must(~しなくてはいけない)」と「want(~したい)」の両方の自分を持っています。頑張らなければいけない、人の期待に応えなければいけない…。人が心を苦しめているとき、多くは「must」の自分がいるのです。がん患者4000人以上に寄り添ってきた精神科医による、肩の荷を下ろし人生を豊かにするレッスン。

目次

第1章 “幻想”が人生後半の心を苦しめる(なぜミドルエイジクライシスに陥ってしまうのか;子供の頃は何にでもなれた ほか)
第2章 しっかり悲しみ、しっかり落ち込む―負の感情が折れない心をつくる(「死」を考えないようにする現代の病理;今日生きていることに感謝する ほか)
第3章 他人の期待に応えない―自分の「want」に従う(社会的に成功しても幸せにはなれない;立派な外科医になるという“幻想” ほか)
第4章 自分は自分のまま生きると決める―自己肯定の先にある愛のある人生(自分を許せると、他人も許せる;自分を縛る「過去の自分」を捨てる ほか)
第5章 「今」を生きられないと世界がくすんで見える―その瞬間を楽しむ(ニーチェの『ツァラトゥストラ』の言説;理性を緩めれば、感性が息を吹き返す ほか)

著者等紹介

清水研[シミズケン]
1971年生まれ。精神科医・医学博士。金沢大学卒業後、都立荏原病院での内科研修、国立精神・神経センター武蔵病院、都立豊島病院での一般精神科研修を経て、2003年、国立がんセンター東病院精神腫瘍科レジデント。以降、一貫してがん患者およびその家族の診療を担当する。2006年より国立がんセンター(現・国立がん研究センター)中央病院精神腫瘍科に勤務。2012年より同病院精神腫瘍科長。2020年4月より公益財団法人がん研究会有明病院腫瘍精神科部長。日本総合病院精神医学会専門医・指導医。日本精神神経学会専門医・指導医(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まちゃ

54
「他人の期待に応えない」というタイトルと多くのがん患者に寄り添ってきた精神科医の方の著書ということで手に取りました。最近「このままでいいのか」という考えが頭に浮かぶことも多くなりました。まさに、本書で述べている「ミドルエイジクライシス」ですね。人生後半に肩の荷を下ろし人生を豊かに過ごすため、若い頃とは考え方を変えて行かなければと考えさせられる一冊でした。2020/10/12

つかほ

13
人生を折り返し、mustからwantへ生き方を変える2021/10/13

ひめぴょん

7
1971年生まれと年代の近い著者の考え方だからか共感できる部分が非常に多かったです。精神科医の書く本もよく読む本の一つです。ミドルエイジクライシスについて腫瘍精神科医として働いてきた経歴のある著者が癌患者の心理的変化の過程と比べながら読み解いてくれます。社会から教えられた価値観から一度離れ、自分自身ともう一度向き合い、心から「そうしたい」と思える生き方を選ぶことによって、人生後半には今までにない新たな輝きが生まれる。「自分はいつまでも成長し続けられる」「社会に適応して成功すれば幸せになれる」という“幻想 2020/12/02

snowboy

5
とても素直な文章で、ただ伝えたいという著者の気持ちが伝わるような良い本でした。人生の目的や価値について、違った捉え方をし始める中年期をどのように乗り越えるのかということが中心に書かれています。この前に読んだ4000週間の本ととても通じるところがあると思いました。限りある人生、如何にそのまま自然に生きること、あるがままに生きることの大切さを実感します。本当に頑張りすぎてはいけないんだなと思います。だめな自分、矛盾だらけの自分、情けない自分、そんな自分達を赦してあげようと。赦せるのは自分以外にいないわけで。2022/12/22

アステア

5
良い本でした。メモ/私は「人生後半には、明るい将来などない」と言っているわけではありません。断言しますが人生後半には「豊かな人生」があります/若い頃は睡眠のことなど気にしたこともなかったのに、40歳を過ぎると朝すっきり目覚められず、1日中何となく集中力が落ちてしまうことが苦痛で、「睡眠の本」を読むようになります。ここまで来ると、体に対するイメージは様変わりしています/地位、業績、金はあの世に持って行けない/その瞬間を味わいながら、今を大切に生きる/一日1NEW2022/10/21

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