内容説明
外国人の多くは、日本人が今でも非常に活気があってダイナミックであることを理解していない。さらに、国の経済を一流に押し上げる原動力となった美徳や才能がまだ日本に残されていることや、日本がグローバル市場に適した経済を確実に再構築するであろうことも理解できていないようである。２１世紀の日本を展望する。
目次
１ 『ジャパンアズナンバーワン』が生れたきっかけ
２ 『ジャパンアズナンバーワン』のアイデア
３ タイミングと戦略
４ アメリカが学んだこと
５ 不況から脱け出すために
６ 構造改革
７ 日米パートナーシップ
８ 国際問題に対する積極的なスタンス
９ トライアングル・パートナーシップ
１０ ワシントン勤務
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
がんぞ
4
００年。前著は’７９年、前年『不確実性の時代』が売れ、アメリカが失った自信を日本がつけ始めた…初のG７サミット東京開催に大平首相が「サミットの入門書」発言もあいまって、ベストセラーに。松下幸之助とも日本語から日本語への通訳を介して対談。シンガポール、リー・クアンユー、対談では「交番」、労使関係に質問。マハティールとも対談、二年後『ルック・イースト』、日本の勤労精神と資本提携を求め。朱上海市長「中国が日本から学ぶ点はないか？」と質問され「ヴォーゲル教授に聞いたほうが良いでしょう」質問者は教授本人／傲慢の戒め2018/09/24
Doraneko358
1
読みやすいけど、歴史に関して言えば、あまり正しくはないことが書かれているなぁと言った感じ。まぁこんなもんか2013/11/05
Naoki Shibata
1
30年前アメリカ人が日本製品に苛立ったように、今、日本人は韓国勢や中国勢の安価な家電製品に少々苛立っているかもしれない。しかし、冷静になれば学べることがたくさんある。日本の驚異的高度経済成長から学ぶべきことをアメリカ国民に示した筆者が、日本人に贈る指南書に近い。グローバル化への対応の遅れと高等教育の見直し、戦後処理から国際支援の在り方、安全保障の問題まで取りあげる話題は多岐にわたる。もっと他国から学べることはあるし、何より自国をもっと知らなくてはならないと思った。2013/01/28
ともあきほ
0
読みやすかったが、著書のｼﾞｬﾊﾟﾝｱｽﾞN01を読んでいる方が一層分かりやすい。 2003/05/06
