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内容説明
ITジャーナリスト西田宗千佳が、「デジタル教科書」をめぐって旅する、この問題を考える基本書。
目次
序章 僕たちは「デジタル教科書」のことを何も知らない
第1章 デジタル教科書とは何か?
第2章 デジタル教科書の作り手たち
第3章 デジタル教科書・使用現場レポート
第4章 デジタル教科書への期待と戸惑い
第5章 デジタル教科書と教育に必要なこと
終章 変わるのは「教科書」ではない
著者等紹介
西田宗千佳[ニシダムネチカ]
1971年福井県生まれ。フリージャーナリスト。得意ジャンルは、パソコン・デジタルAV・家電、そしてネットワーク関連など「電気かデータが流れるもの全般」。主に、取材記事と個人向け解説記事を担当。朝日新聞、読売新聞、日本経済新聞、アエラ、週刊朝日、週刊現代、週刊東洋経済、月刊宝島、ベストギア、DIME、日経トレンディ、PCfan、YOMIURI PC、AV Watch、ASCIIi.jp、マイコミジャーナルなどに寄稿する他、テレビ番組・雑誌などの監修も手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ごる
5
とってもエキサイティングに読めました。3年前の出版で、先進事例は当時よりもちろん積み重ねられている。けれども、いろんな立場の方へのインタビューを通して、教育とICTを考える時の肝の部分が書かれている。教材として、ゲーミフィケーションの手法との親和性が高いなぁとか、学習履歴の管理の効率化の話とか、袖ヶ浦高校の実践とか、情報教育と教科教育の乖離だとか、教員が使用するのか、生徒が使用するのかとか…色々な参考になる情報、ICTを語る論点ががまとめられておりまする。いいタイミングで出会えたわ。2015/03/28
Masakiya
1
日本の現状はともかく、紙の教科書を印刷、配布できないアジア、アフリカの国々でも衛星通信使って安価なタブレットで学ぶことができるようになるかも、という話題は久しぶりに「希望」という単語を思い起こさせてくれた。2013/06/01
むーみん
0
”デジタル教科書”というか、”教科書”よりも”教え”をどうするか?一番印象に残ったのは教え方・ノウハウ・技術が個人由来になりすぎている日本の教育をもう一度考え直す必要があることだった。2013/02/06
あいai
0
どんなに、社会がデジタルに移行しても、人が人を育ててこそ教育。教育環境に差があることなども含めて、課題があることを知った方がいい。学びとは、なんぞや。2012/07/14
duemat
0
デジタル教科書にまつわる現状がコンパクトにまとまった一冊。教科書だけデジタル化しても意味はないという常識の背景がよく理解できる。本当の課題は教師と生徒に充分な時間(余裕)を確保すること。学びの質を変えなくてはならない時期だというにんしきを深くできた。●引用:デジタル教科書のメリットは「楽しくて」「つながって」「便利」(中村伊知哉慶応大学教授一部改変)。2012/07/12