資源に何が起きているか?―争奪戦の現状と未来を知る

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 237p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784813241324
  • NDC分類 334.7
  • Cコード C0030

出版社内容情報

高騰や枯渇が大きな問題となっている資源について、市場分析の第一人者が豊富な図版・データをもとに現状・未来を解説する書籍です。

「石油の取引価格上昇でガソリンが高騰へ」
「中国の資源囲い込みで、原材料価格が上昇」
「日本人には欠かせない、天然マグロが食べられなくなる!」
日々接するこうした報道を持ち出すまでもなく、
我々の日常生活に大きな影響をもたらすのが“資源”だ。

「市場分析のプロ」は現状をどう捉え、今後をどう見据えているのか?、
豊富な図版やデータをもとに解説しているのが本書である。

枯渇がささやかれる「地下系資源」の行方や、
中国に代表される新興国の需要と資源戦略。
こういった関心度の高いトピックはもちろん、
普段なかなか知ることのない水・食糧資源の現状まで
“資源”に関する幅広いテーマに触れている。

我々の生活に直結する資源の現状・未来を
ぜひ、この本で理解しておきたい。

【本書で触れている主な資源品目】
石油、ウラン、鉄鉱石・石炭、銅、アルミニウム、レアメタル、金、
水、小麦、トウモロコシ、大豆、コメ、コーヒー、砂糖、綿花



はじめに
プロローグ 「安い資源時代」の終焉
第1章 資源を取り巻く現況と「争奪戦」の時代
第2章 資源の鍵を握る国・中国と産出国
第3章 エネルギー資源の現状と未来を知る
第4章 爆発する需要! 危機にある水・食料資源
第5章 産業に与える影響は? 採掘資源の現在と未来を知る
エピローグ 確実に迫り来る「資源危機時代」を乗り越えるには?

【著者紹介】
丸紅経済研究所所長。商品市場・資源関連の分析をはじめ、国内外の経済分野で多岐にわたる発言を行っている。商品資源1951年生まれ。76年東京大学農学部卒業後、丸紅に入社。鉄鋼第一本部、調査部、業務部を経て、2001年に丸紅経済研究所主席研究員となる。06年、所長就任。著書に『原油100ドル時代の成長戦略』(朝日新聞出版)、『資源争奪戦』(かんき出版)、『資源を読む』(日本経済新聞社)、『水戦争』(角川SSコミュニケーションズ)など。

内容説明

「奪い合い」の始まった地下系エネルギー、急騰時代がやってくる水・食糧資源、さらには環境問題…日本は、あなたの暮らしは、どうなっていく?資源市場分析の第一人者が、迫り来る「危機の時代」を読み解く。

目次

第1章 資源を取り巻く現況と「争奪戦」の時代(そもそも資源とは?エネルギーとは何か?;枯渇も囁かれている資源の価格はどうなる? ほか)
第2章 資源の鍵を握る国・中国と産出国(成長しているが故に新たな課題を抱え込む中国;人民元切り上げは中国にとって諸刃の剣 ほか)
第3章 エネルギー資源の現状と未来を知る(石油1―メキシコ湾原油流出事故はなぜ起きたのか?;石油2―変動激しい価格は今後どう推移していくか? ほか)
第4章 爆発する需要!危機にある水・食料資源(水・食料資源概説1―「水問題はすべてに通ず」;水・食料資源概説2―食料市場で懸念されている問題点とは? ほか)
第5章 産業に与える影響は?採掘資源の現在と未来を知る(金属の分類・特性―経済情勢とリンクする鉱物価格も均衡点は上昇;鉄鉱石・石炭―一段とプレゼンスを高める中国の鉄鋼業 ほか)

著者等紹介

柴田明夫[シバタアキオ]
丸紅経済研究所代表。1976年東京大学農学部卒業後、丸紅に入社。鉄鋼第一本部、調査部を経て、2000年に業務部経済研研究産業調査チーム長。01年に丸紅経済研究所主席研究員。03年副所長、06年所長。2010年4月より現職に。主な業務として、内外産業全般の調査・分析、産業政策のフォロー、国際商品市況分析。農林水産省「食料・農業・農村政策審議会食品産業部会」、「国際食料問題研究会」、「資源経済委員会」、農水省農業政策研究所機関評価委員会、国土交通省「国際バルク戦略港湾検討委員会」等委員も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。