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竹書房新書
韓国のホンネ―市井の若者から、“韓国ネトウヨ”まで

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  • サイズ B40判/ページ数 206p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784812494059
  • NDC分類 302.21
  • Cコード C0295

内容説明

本当のところ、韓国人たちは自国にどれだけの思い入れがあるのか?そして本当のところ、日本に対してどう思っているのだろう?「反日思想」は果たして建前なのか、それとも本音なのか!?『ネットと愛国』で講談社ノンフィクション賞を受賞した気鋭のジャーナリスト、安田浩一と、元在日韓国人三世のライター、朴順梨がタッグを組んで、現地を突撃取材。初めてあぶり出された今を生きる韓国人の考え方。

目次

第1章 「活貧団」と「女子高生」―韓国最新ナショナリズム(「独島死守」を訴える男;天皇に短刀を送りつける ほか)
第2章 避韓国大統領選を見に行く(二〇一二年夏、韓国にて;「一番むかつくのは、言論の封殺をしたこと」―なぜ2MBは嫌われたのか ほか)
第3章 で、ホントは反日なの?親日なの?(李明博をディスったら、民間人でも起訴!;トッポッキ屋台まで、大手企業が経営する韓国 ほか)
第4章 ウルルン滞在記(鬱陵島行きフェリーの阿鼻叫喚;領土に寄せる韓国側の「熱意」独島体験館 ほか)
付記 鬱陵島(&竹島)に行きたい人のための、「渡航に必要な七つのもの」

著者等紹介

安田浩一[ヤスダコウイチ]
1964年静岡県生まれ。週刊誌記者を経て2001年よりフリーに。事件・労働問題などを中心に取材・執筆活動を続けている。著書に『ネットと愛国 在特会の「闇」を追いかけて』(講談社・2012年講談社ノンフィクション賞受賞)など多数

朴順梨[パクスニ]
群馬県生まれ。地元の公立小・中・高校に通い、早稲田大学卒業後、テレビマンユニオンに参加。その後、情報誌編集を経てフリーライターに。新世代の韓国・在日韓国人事情に詳しい。元・在日韓国人三世(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kenitirokikuti

5
2013年刊行。安田氏、朴氏は在特会方面への批判的な取材を行っているフリーライター(少なくとも彼らを嫌韓派に振り分ける者は存在しないだろう)。本書が執筆された時期は2012年後半である。韓国の大統領選に朴槿恵が勝ち、その少し前には日本で第二次安倍政権が誕生した。円安ドル高となり、ひさびさに日経平均が1万円を大きく超えてゆく兆しを見せた頃。2018年とはだいぶ違った空模様である▲本書、政治学的なことは木村幹氏の著作を依っている。その方面では新しいことはない。2018/11/28

瓜月(武部伸一)

1
韓国の人々は、実際、日本をどう思っているのか。心の中でどこか気になっている。30年以上前、僕は金大中救出運動に参加し「韓国民衆との連帯」を叫んでいたが、実際の韓国民衆が日本や日本人にどの様な思いを抱いていたか、当時それを知るすべはなかった。それ以来、韓国朝鮮に関する本を読み続けている。本書は「ネットと愛国」の安田浩一と、かつて韓国に興味はなかった元在日ライター朴順梨が、朴槿恵が当選した夜のソウルから、鬱陵島の独島博物館までを巡り、今の韓国人にとっての日本を聞き取るルポ。少し韓国の人々が近くなった気がする。2017/06/11

Meistersinger

1
冷静な韓国人を描いたというとこかな。2013/03/08

みどり

1
奇しくも最近韓国に興味を持ったところ。元大統領の竹島上陸、大統領選、もしくは在特会のデモ等、「何か」があったときの報道でしか印象が持てなかった国だが、それらの報道の裏にある人々の日常や考え方を知る入門書として役に立った。行き過ぎ・偏りのあるナショナリズムや愛国心の危うさは、韓国にも日本にもあるような気がする。自分たちの社会にその危うさが潜んでいると気づけたことが、何よりの収穫かもしれない。2013/03/04

けこまる

0
図書館本にて読了。在日韓国人と在日から帰化したジャーナリスト2人によって書かれた本。実際に韓国へ行き、何人かの韓国人と韓国で生活する日本人へのインタビューを行っている。私は韓国人が嫌いでもないし、わりと好意的に見ている。が、やっぱり歴史認識においては、相容れないのだと読んで改めて実感。そこに住む人が憎いわけではない。ただこの本を読むと、今の状況は、世論政治の賜であり、一朝一夕に築かれた問題ではないのだと感じた。それでも、隣国をマインドを知ることに努めたこの本は、結論はないものの、読んでて楽しかった。2017/05/15

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