出版社内容情報
深く潜った者を決して帰さない、呪いを堪えた大穴『アビス』。底知れぬこの秘境の大穴に、少女・リコは挑もうとしている…。偉大な探窟家であり、生き別れの母・ライザに会うために。
存在するかも定かではない『奈落の底』への到達…。極めつけに無謀な挑戦だが、リコにはひとり、勝算があった。アビスの中で出会った、記憶喪失の機械人形(ロボット)・レグ。見た目は小さな少年だが、その身体には恐るべき力を秘めている。彼と協力すれば、必ずや道は開けるはずだと…。レグもまた、自身の正体を知るため、無謀な少女を守るため、冒険に駆り立てられていくのであった…。
友人たちの協力を得て、深界一層へと踏み出したリコとレグ。追っ手の影を気にしつつ、素早く、確実に潜っていく。まだ見ぬ深さに期待を募らせる彼らであったが。魔窟『アビス』は、ふたりを容赦なく飲み込んでゆく…。
希望と絶望が入り混じる大冒険活劇、第二巻!!
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
exsoy
51
白笛なのに第2層にどうやって上がったんだろう…リコの衝撃の真実。2018/04/15
眠る山猫屋
44
オーゼンの素直じゃない愛情が嫌いじゃない。何だかんだ言ってリコたちは周りに愛されてるんだなぁ。さぁ次からは修行を経て、より深淵へ。2016/08/12
こゆ
37
電子コミックにて。予想通り、可愛い絵柄をまといながら、シビアすぎる世界観。アビスの中では序の口の1層~2層だが、既に命の危機。なぜか大穴の底まで行ける気になっている二人だけど、リコ一人だったら2層にも辿り着けてない。出発時から考えが甘すぎると思っていたら、2層の防人がビシっとシメてくれたが、リコの出生の秘密が衝撃…!リコが危険すぎる大穴に急ぐ理由がずっと不可解だったけど、やっと腑に落ちた。なぜ探掘家たちが命を賭して穴を目指すのかも謎だったが、アビスは信仰という説明に腹落ちした。張り巡らされた世界観が凄い。2022/08/21
あっちゃん
33
オーゼン怖すぎ…。でも結局はいい人だった。そしてついにリコの母ライザの顔公開!うーん美人!2巻も最初から最後までワクワクドキドキのファンタジーでした。2015/07/15
いっちゃんず
32
主人公の二人がこのままでは勝負にならないため、訓練フェーズの2巻。訓練を施す「動かざるオーゼン」の怖すぎる描写がその強さを象徴している。主人公のひとり、リコの出生の秘密が明かされることで、題名「メイドインアビス」の意味がまた明らかに。続きが読みたくてうずうず。…強者の二つ名といい幼い二人への訓練といい、世界観は違えど『鋼の錬金術師』に似て、つまりこれが王道って事だろう。お食事システムは『ダンジョン飯』方式。連載スタートはこちらが先(笑)話の間のアビスの生き物紹介では、美味いか不味いかの解説付き(笑)2015/09/19