感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
sin
61
兄たち限定の恐怖ではあるがその不条理が際立つ表題作他、なかなか定番の恐怖余話だ。小説と違って漫画はその絵柄でその迫真性が左右されるものだか本作は良く出来ているといって良いのではないだろうか？一転してイケメン男性につきまとうストーカー幽霊の話はそのオチでギャグに仕上がっているが、ある意味漫画らしいコメディとして有りかもしれない。2017/07/16
hannahhannah
14
「鬼畜島」の外薗昌也による短編集。帯で平山夢明が「こわい！こわい！こいつは、まさに『超』怖い漫画だ！」と煽っていた。２００９年の作品なので時代を感じた。表紙や平山さんの煽りほどは怖くはなかった。コミカルな「死者といっしょ」が印象的だった。2017/11/29
猫丸
12
怖いことを求めているわけではないのに、どういうわけか怖い方へみずから進んでしまう主人公たちの災難をえがく。不動産会社をクビになるのと 事故物件を調査するのと、どちらを選ぶか。見えないユーレイさんに向かって「私の仕事をとるなあ！」と呪詛を投げる若手社員さん。世は不景気だ。確かな没落より不確かな呪いを選ぶしかないのか。2022/02/04
ジョニーウォーカー
9
「お兄ちゃん」と呼ばれている方、「お兄ちゃん」と呼ばれたい方は絶対に読まないでください。彼女が来ます――。見た者のところに必ず“妹”が現れる呪いのビデオにまつわる表題作をはじめ、都市伝説とオカルトが微妙にミックスされたホラー短編5本を収録。ホラー漫画というのは、ストーリーや読ませ方といったことよりもまず「絵の怖さ」が絶対的に問われるジャンルだと思う。こういうアニメーションタッチとでもいおうか、ヘンに洗練された絵というのは、それだけで怖さを半減させてしまう気がする。内容がいいだけに残念。2009/10/19
RE：PIRO
8
どうしてくれよう。全く恐くないぢゃないか・・・・・・2013/07/23
