内容説明
チェルノブイリ原発事故から25年、住民を襲った放射能の恐怖。その時、ソ連政府は年間5ミリシーベルトを基準値として、即座に住民を退避させた…。日本政府の対応は本当に正しかったのか?―。
目次
プロローグ 祝福された地からの転落
1 何故、情報は混乱したのか?―ゴルバチョフの対応
2 フィルムが放射能をとらえた!!―空中撮影
3 一〇〇〇トンの屋根が吹っ飛んだ!―事故の瞬間
4 敵を“石棺”に葬ってしまえ!―復旧作業
5 「家畜を捨てろっていうの、あんた!」―大脱出
6 異常な状況で感覚が麻痺してしまう―放射能汚染
7 女の子はおびえたようにカメラを凝視めた―大地と人間
8 そのとき、あなただったらどう行動したか?―志願者と裏切り者
9 後世の人びとに忌わしい“遺産”が残された―黒い石棺
解説 帰らざる故郷 1988年4月26日チェルノブイリ2年目の“春”