近代建築史

近代建築史

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  • サイズ A5判/ページ数 230p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784812298022
  • NDC分類 523.05
  • Cコード C1052

出版社内容情報

19世紀末以降、新しい建築言語を手に入れたヨーロッパ、アメリカ、日本の建築の流れを描く。

内容説明

思想と現実のはざまで、「近代」は多様に結晶した。産業革命からポスト・モダン以後まで、類書を圧倒する多数の建築家・作品を取り上げ、近代建築の全貌を明らかにする。詳細な索引付。

目次

1 産業革命と建築―工業化時代の建築と技術
2 日本における西洋建築の受容
3 都市の近代的再編―都市改造と都市計画
4 19世紀末の造形運動
5 前衛の運動―未来派、ロシア構成主義、デ・ステイル
6 表現主義の建築とその時代
7 アメリカにおける近代建築の形成
8 近代主義建築の成立
9 近代建築運動の拡がり
10 歴史様式とアール・デコ
11 近代主義の成熟と変容
12 近代への懐疑―地域、環境、伝統
13 建築のポスト・モダン

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

OKKO (o▽n)v  終活中

2
F.L.ライト《落水荘》に関する考察レポートのため、3回目の読み読み。ライトのヴァナキュラーな部分に着目しつつ。2016/01/05

OKKO (o▽n)v  終活中

2
1年間かけてレポート作成すべく細かく学んできたが、土壇場で仕事が錯綜してレポートはついに書けず。あまりに残念。だが、現代芸術にどうしても「面白さ以上の美」を感じられず、また「美」が現代社会を語ることにどうしても我慢できない私にとって、建築は唯一、その社会性をリアルに問題視できるフィールド。今後も「造形の押し付け」が横行してはいないだろうか、という視点から、欧米、日本を含むアジア、そして植民地の都市の成立メカニズムとその底に潜む暗部について、中世から現代にわたって広く考えていきたい。2014/01/26

萩月すめら

1
建築史の名の通り近代の建築史が綴られてゐる。特に建築思想史と云ふ面が強い様に感じた。私は教科書として読んだが、全くの入門としても解り易く、又文も読み易くすらすらと読み進められた。 歴史は一本道では無い故に仕方の無い事ではあるが、内容が章を跨いでゐる事が有り、横の繋がりが解って無いと理解し難いかもしれない。 あと贅沢な要望だが、名前が出てゐる作品の写真くらゐは載せて欲しいものだ。2017/08/08

OKKO (o▽n)v  終活中

1
大学の教科書として通読。10月の試験目指していよいよレポート書くぞ。◆近代建築の歴史的流れ、思想の興亡、そしてモダン、ポストモダンを経て21世紀。通史的インデックスとしてgood。ここから少しずつ広げる、あるいは掘れば、輻輳的に進展する建築史の迷子にならずに済みそう。◆「建築」と「都市計画」の記述の仕方に難。複数著者だから仕方ないかもしれぬが、建築が都市計画に収斂していくような書き方ならもっとわかりやすいかも。◆本書で「EUR 労働文化宮」を見て、こりゃ『タイタス』の王宮だと気付く。見に行くぞなもし。2013/06/01

ksg

0
産業革命による鉄・ガラス・コンクリートの普及から近代主義建築、さらにはポスト・モダン以降の建築運動までを総ざらいにした一冊。各運動やイズム、あるいは国ごとの動きがわかりやすくまとめられており、各地で起こったそれぞれの動きの明快な可視化に成功しているといえる。強いて言えば各建築の歴史上の意義や細かいディテールについてもう少し欲しかったが、それは別の書籍で補えば十分か。近代建築史の入門書としては非常によかったと思う。2012/11/08

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