生と死の倫理―伝統的倫理の崩壊

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生と死の倫理―伝統的倫理の崩壊

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  • サイズ B6判/ページ数 290,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784812297155
  • NDC分類 490.15
  • Cコード C1012

内容説明

「生命」とは何か!?脳死による臓器移植・精子バンクからの人工授精・もはや動物だけではないクローン、医療技術の発達と伝統的倫理の衝突。オーストラリア出版協会賞受賞。欧米では「死んでいる」人が日本では「生きている」。

目次

第1部 疑わしい結末(死後の誕生;どのようにして死は再定義されたか;シャン博士のジレンマ;トニー・ブランドの人命の神聖性)
第2部 伝統的死生観の崩壊(不確実な始まり;生命の質にもとづく判断をくだす;死を依頼する;「種の不連続性」という考えを越えて)
第3部 整合的な取り組み方に向けて(旧来の倫理に代えて)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kanaoka 56

9
倫理といえば日常生活の規範となる一般的道徳原則をイメージしやすいが、その源となる倫理の根幹は環境の変化に沿って、批判を通じて常に検証し、更新していかねばならないものである。 現代の西欧倫理、それを基にした法体系は、ユダヤ・キリスト教の教理を土台にしており、新しい倫理を探っていかねば、我々は現代に通用しない古い倫理に縛られて生きる事になる。 脳死や中絶という現代医学が直面する生と死に対する既存の倫理の崩壊から新たな倫理が生まれてくる様子、それらを踏まえた新しい倫理の見取り図が、丁寧に描かれている。2017/01/29

田蛙澄

2
裁判事例を積み上げつつ、もはや生命の神聖性は維持不可能で、生命の質の倫理にいこうする時期だと示す手法は面白い。しかし中絶や脳死の臓器移植はともかく、生後の幼児も4週間は間引きの思考期間にしようという提案はさすがに直観的な抵抗がある。しかしそれも選択の一つというのは理解できる。障害を理由とする中絶の是非は、障碍者を邪魔者としてるわけではないという理屈はわかるが、当人からしたらいい気持ちはしないだろうとは思う。 しかし何にしろ功利主義的な思考の帰結という点ではとても興味深かった。2022/07/12

あすか

0
いつからいつまで人間として尊重するべきなのか。受精の瞬間から身体活動の停止までと定義することもできるが医療技術の進歩により現場負荷が増すばかり。これは技術の進歩と人間倫理の矛盾の話でもある。倫理は人間社会を円滑に行うために定める方針だから、倫理の選択場面では人間同士で議論するべきである。倫理は人間に最大の利益をもたらすべきだが、結論は常に状況に左右され得る。また従来の倫理に固執し理論をねじまげて辻褄を合わせることもある。例えば自分にダウン症の胎児がいたとして、自分に最大の利益をもたらす倫理とは何だろうか?2020/11/03

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