出版社内容情報
28点の作品を軸に、その個性をとおしてヨーロッパ美術の流れを描く。大人のための概説書。
内容説明
立体的に読み解く美の世界。28点の作品との対話を通して美術史の流れを描くとともに、作品への評価、研究の歴史、社会での作家の地位や作品評価の葛藤など、ヨーロッパ美術への多角的な理解を試みる。
目次
「ベルヴェデーレのアポロン」―古代彫刻の評価をめぐって
「化粧する女性(ポンペイ秘儀荘の壁画)」―絵画の発見
ユスティニアヌスと廷臣たち―ビザンティン美術の世界
「使徒の伝道派遣(サント・マドレーヌ聖堂)」―内なる神との対話
「美しき絵ガラスの聖母(シャルトル大聖堂内陣)」―神の光を求めて
ジョット「キリスト哀悼」―ルネサンス絵画の水源地〔ほか〕