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ジェンダーとセクシュアリティ―現代社会に育つまなざし

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  • サイズ A5判/ページ数 234,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784812213469
  • NDC分類 367.2
  • Cコード C1036

内容説明

現代社会で育まれた先鋭な視点を通して第二波フェミニズムの諸テーマを再検討し、フェミニズムの新たなステージを切り開く。現代の生・性・思想に貫通するカラクリを探き出す挑戦的16編。

目次

第1部 個人的なことは政治的である(個人的体験を政治化する―私と/のフェミニズム;男性性への疑問;化粧という些細で重要な問題―“私”という経験を通じて)
第2部 政治的なことを問いなおす―メディア・宗教・生殖・ケア(“慰安婦”と“性奴隷”をめぐるジャーナリズム史;宗教とフェミニズム―キリスト教の中の性差別;「子どもを産む」とはいかなることか―自然から自由へ;リベラリズムとフェミニズム―ケアを誰がどのように担うべきか)

著者等紹介

大越愛子[オオゴシアイコ]
1946年生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程満期退学。元近畿大学教授、現在VAWW‐RAC所属。専門、フェミニズム理論

倉橋耕平[クラハシコウヘイ]
1982年生まれ。関西大学大学院社会学研究科博士後期課程修了。博士(社会学)。関西大学・近畿大学・大手前大学非常勤講師。立命館大学生存学研究センター客員研究員(2014年3月まで)。専門:社会学(メディア論・情報社会論)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

madofrapunzel

6
★★★★★ 今こそ、「セクハラ野次問題」が起きたからこそ、私たちはみなこの書物を読むべきである。大越愛子さんという方を新たに知れてよかった。上野千鶴子、ジュディス・バトラー、スピヴァク、そして辻村みよ子氏と竹村和子さんを読んできて良かった。これほどジェンダーを勉強してきてよかったと思う事はなかった。2014/06/24

なめこ

1
<従軍慰安婦>は海外メディア等でSex Slaveと訳されている。が、日本政府は対外的に一貫してComfort Womanという訳語を使用している。私はこの本を読むまでそのことを知らなかった。初学者にも広く開かれた本となるように何度も推敲を重ねたという編者の言葉とおり、収録されたどの論文もコラムも平易な言葉で書かれており確かに取っかかりやすい。だが、その取っかかりやすさは、内容の軽さを意味しない。従軍慰安婦、労働としての妊娠・出産についてなど、読者に終わりのない問いを投げ掛ける。2015/09/25

Miki Shimizu

1
表紙はかわいかったけど、中身はなかなか難解でした。 これも、写真は登録できひんのかな。かわいい表紙なのに。2014/01/05

もちねこLv.4

0
論考集。 (個人的なメモ) ・個人的体験の政治化 ・被害者の救済に甘い仏教? ・第4章、「慰安婦」と「性奴隷」という言葉のズレ ・コラム8、関係性の優位 ・第7章、リベラリズムとフェミニズム ・コラム9、代理出産2016/08/30

えろこ

0
「慰安婦(性奴隷)問題」「男性性について」「妊娠・出産」「宗教とジェンダー」「代理母」色々と網羅しています。フェミニズムやジェンダー論の人は皆とても聡明だなあ、と思いました。近現代の「時代の文脈」みたいなのを読む能力に優れている、というか。2014/11/12

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