社会的包摂/排除の人類学―開発・難民・福祉

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社会的包摂/排除の人類学―開発・難民・福祉

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  • サイズ A5判/ページ数 255,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784812213414
  • NDC分類 389
  • Cコード C3039

内容説明

先住民、難民、移民、障害者、ホームレス…。さまざまな現場で社会的に排除された人たち。彼らを社会的に包摂しようと支援する取り組み。ところが、その包摂が新たな排除を生み出すというパラドックス。遠い世界のどこでもない、いま私たちの足下で何が起こっているのか?

目次

「社会的包摂/排除」現象への人類学的アプローチ
第1部 開発―「弱者」がつくられるフィールド(ケニア牧畜民の伝統社会は開発から逃れられるか;エチオピア牧畜民に大規模開発は何をもたらすのか;ボツワナの狩猟採集民は「先住民」になることで何を得たのか;オーストラリア先住民の「暴力」といかにつきあうか)
第2部 難民―グローバリゼーションと国籍(アフリカの難民収容施設に出口はあるのか;アンゴラ定住難民の生存戦略は持続可能か;在日インドシナ定住難民の「彼らなりの暮らし」はどう保たれているか;第三国定住難民と私たちとの接点はどこにあるのか)
第3部 福祉―私たちは「隣りにいる他者」といかに生きるか(ホームレス状態から地域生活への移行において何が問われているのか;野宿者の日常的包摂は可能か;精神障害者の世界は受け入れられるか;脱施設化は真の解放を意味するのか)

著者等紹介

内藤直樹[ナイトウナオキ]
徳島大学大学院ソシオ・アーツ・アンド・サイエンス研究部准教授。博士(地域研究)。専門は人類学・アフリカ地域研究

山北輝裕[ヤマキタテルヒロ]
日本大学文理学部社会学科准教授。博士(社会学)。専門は社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Mealla0v0

3
つまみ食い的な読みだが。難民は、「庇護すれども保護はせず」と言うべき現状(鵜飼哲風に言えば難民問題とは国民国家問題だということ)が、事細かに記されており、興味深い。庇護されている状態では、就労・移動の自由もなく、人々は必要最低限度の支給品で生かされている。国民として保護されているわけではない。だが、さらに興味深いのは、難民キャンプが次第に都市機能を帯びていくこと、そして生活空間が拡大しているということ。それは、権力と抵抗の観点から読み解くべきか? わからないが、思いの外権力の網目の網は荒いのかもしれない。2017/12/22

まつゆう

2
ホームレスに関する社会学的研究では包摂と排除が折り重なって進行しているというのは当たり前に議論されていて、そんな世界に慣れてしまったせいか単純に包摂ありきの議論は眉唾物だと思っているが、この本はそうした込み入った話を単純にしようとせず包摂排除両方含みの姿を描くという基本姿勢が各著者に共有されているようでまず安心。2016/12/09

hanan

2
文化相対主義をベースに、グローバルな感覚から発展途上国の開発、難民。そしてもう少し身近なテーマを福祉をベースに、ホームレス、精神障害者などをテーマにしている。 詳しくはmixiレビューに書きました。 2015/11/22

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