内容説明
人は何のために生きたのか―16~18世紀のイギリスを生きた男女にとって、「人生をまっとうする」とは、どういうことであったのか。目的は、富か、名誉か、友情か、あるいは、来世の至福か。近世イギリス人の生活信条を分析する。
目次
第1章 困難な時代に人生をまっとうする
第2章 武勲をたてる
第3章 労働と職業
第4章 富と持ち物
第5章 名誉と名声
第6章 友情と人間関係
第7章 死後の名声と来世
著者等紹介
トマス,キース[トマス,キース][Thomas,Keith]
1933‐。イギリスの歴史家・歴史人類学者。1986年、オクスフォード大学近代史教授となり、同時にコーパス・クリスティ学寮長に就任。オクスフォード大学副学長をも務め、1991年、サーの称号を受ける。2000年定年退職。10以上の大学から名誉博士号を授与される
川北稔[カワキタミノル]
1946年大阪生まれ。京都大学文学部卒業後、同大学大学院文学研究科を修了。大阪大学文学部助手、大阪女子大学学芸学部講師・助教授をへて、1987年から大阪大学大学院文学研究科教授。2004年に同大学を定年退官し、名古屋外国語大学教授を経て、国際高等研究所副所長、大阪大学名誉教授、京都産業大学文化学部客員教授。現在、佛教大学歴史学部歴史学科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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