内容説明
死別と悲嘆に関する基礎知識から最新の動向までを体系的に学ぶことができる入門書。
目次
悲嘆の定義
悲嘆の古典的研究
通常の悲嘆
悲嘆とさまざまな死
悲嘆と個人要因
悲嘆と状況要因
複雑性悲嘆
グリーフワーク(悲嘆の作業)
対処に関する理論
成長とレジリエンス
悲嘆のケア
子どもの悲嘆と死
悲嘆の文化
死別と悲嘆の研究
悲嘆学の課題
著者等紹介
坂口幸弘[サカグチユキヒロ]
1973年大阪府に生まれる。2001年大阪大学大学院人間科学研究科後期課程修了博士(人間科学)。現在、関西学院大学人間福祉学部人間科学科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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amanon
1
先に読んだ同じ著者の『死別の~』の応用編といえるか。前書きにもあるように、大学での講義を意識して書かれているためか、用語解説がなく理解しづらい箇所が散見されたのが残念。またかなりの度合いを占める図表への説明もやや等閑の感が…ただ、各章がわりに短めで思ったよりサクサク読み進めることができたけど(笑)。それはともかくとして、悲嘆というこれまで表立って論じられなかった概念について、これだけ系統だって語られるという事実に改めて驚愕。今後ますます人の死に触れることが多くなることを思うと、この領域から目が離せない。2017/05/07