エコロジー思想と現代―進化論から読み解く環境問題

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  • サイズ A5判/ページ数 211,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784812208427
  • NDC分類 519
  • Cコード C3010

出版社内容情報

環境問題の理解・解決へと導くための新たな視点を、ダーウィンの進化論に見出す。環境思想の理解と実践的な解決の両面から考える。

目次

第1部 エコロジー思想―古典と現代(世界史とエコロジー;古典的なエコロジー思想;現代のエコロジー思想)
第2部 エコロジーと自然保護(自然の保護と再生;野生生物の保全と野生復帰;自然環境の価値)

著者等紹介

入江重吉[イリエジュウキチ]
1947年、愛媛県生まれ。1977年、京都大学大学院博士課程単位取得。現在、松山大学経済学部教授(哲学、エコロジー論)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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入江重吉先生による2008年の著作。エコロジー思想に関する議論を、産業革命頃からまとめている点で、エコロジー論の一つの体系的整理となっている。本書において、特筆すべきは非常に冷静なものの見方、つまり二元論的な陥穽に陥らないところにあろう。このことは、人間中心主義対自然中心主義といった対立関係で捉える思考を戒めたり、一方的なエコフェミニズム的思考を冷静に批判するなどの諸点に見られ、その落ち着いた行論には多くの読者が共感するものと思われる。COP10が開催されている昨今、ぜひとも読むべき著作である。2010/10/13

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