出版社内容情報
大正から昭和初期にかけて、千葉県南総地方で繰り広げられた農民運動を貴重な資料と実体験に基づく克明な記録によって再考し、今日につながる農業と農民の問題を浮き彫りにする。
はじめに
第1章 地域の創成期
第2章 分裂と弾圧・政党
第3章 地域のたたかいの発展
第4章 新しいたたかいの中で
あとがき
内容説明
この本は戦前に米(農業)を守るための千葉県の農民の二十数年にわたるたたかいの歴史を、克明にまとめた貴重な本である。もちろん千葉県の民主運動史のかけがえのない一翼を形成する。ことに南総のたたかいと農民組合の結成、土睦のたたかいと少年行商隊の活躍、農民学校、四・一六事件など興味はつきない。しかも著者自身が十七歳の若さでこの運動に参加し弾圧を受け、刑務所生活など感動的な実践の記録である。
目次
第1章 地域の創成期
第2章 分裂と弾圧・政党
第3章 地域のたたかいの発展
第4章 新しいたたかいの中で