内容説明
学校から離脱していく10代。使い捨てられて無業となる20代、30代―。学校と社会のミゾに落ちたとき、いつでもやりなおせる仕組みをつくれるか。実践者と研究者による報告と提言。
目次
序 子ども・若者支援がめざすもの(「高校中退」から「セカンドチャンス」へ)
第1部 現場でいかす(現場のための「生活保護」入門―私たち自身のまなざしが問われている;現場のための「発達障害」入門―子どもの特性を医療の視点から理解する;現場のための「相対的貧困率」入門―相対的貧困率と子どもの貧困対策法を考える)
第2部 現場からはじまる(市民が伴走する地域若者サポートステーション 静岡方式―働きたいけれども働けない若者たちと;学校と社会のすきまを埋める支援ネットワーク 札幌―新規の来談、毎月40名;少年院を出た若者たちのネットワーク セカンドチャンスを支える―少年院出院者として;地域でサービス、モノ、カネ、ヒト、情報がまわる仕組み 横浜―就労支援から地域経済の再生へ)
第3部 視点をひらく(日本の現実と各国の若者政策―若者が自立できる環境をどうつくるか;普通に安心して働くことが困難な時代に―居場所という“社会”を考える;問題提起を受けてのトーク―見えてきた課題と新しい社会のモデル)
著者等紹介
青砥恭[アオトヤスシ]
NPO法人さいたまユースサポートネット代表理事。1948年生まれ。元埼玉県立高校教諭、現在、明治大学・埼玉大学講師。子ども・若者と貧困、自立支援問題を研究する。2011年、さいたまユースサポートネットを設立し、さいたま市において居場所のない若者の支援活動をおこなっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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