内容説明
これは、瑞木さんの15枚の作品を、おかあさんである愛子さんが語る絵本です。瑞木さんは出産時のトラブルで脳に障がいをもって生まれましたが、幼いころから絵を描くことで才能を開花させ、これまでに油絵を主とした70点の作品を描いてきました。明るい色調と天性の構成力、愛情あふれる対象が瑞木さんの画風です。絵を観た方からは「励ましをもらった」「心が癒された」などの感想が寄せられています。
著者等紹介
田中瑞木[タナカミズキ]
1973東京に生まれる。生後1年くらいから障がいが現れる。1985絵画教室に通い始める。1987全国学校秀作美術展にて東京美術文化協会賞受賞。1989全国学校秀作美術展にて東京都教育委員会賞受賞。1990プラザギャラリーにて初個展。全国学校秀作美術展にて日本美術教育連合賞受賞。1992東京都立府中朝日養護学校高等部卒業。1996第11回障害者総合美術展にて最優秀賞受賞。2001NHK第2回世界ハート展に50人の作画者の一人として選ばれる。2005アートビリティ大賞アサヒビール奨励賞受賞。2006準常勤家事サポートスタッフとして(株)ベネッセスタイルケアに入社
阿部愛子[アベアイコ]
1950東京に生まれる。1969新潟県立長岡高等学校卒業。1973武蔵野女子大学文学部日本文学科卒業。2004日本大学大学院文学研究科心理学専攻臨床心理コース修了。早稲田大学文学部博物館学芸員単位修得。現在は、臨床心理士として、東京都調布市でカウンセリング室「愛誠メンタルクリニック」を開業。また、東京都と山梨県のスクールカウンセラー、子育て支援プログラムや大学の非常勤講師も務めている。田中瑞木美術館学芸員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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