内容説明
戦争は、母親と子どもをもっとも苦しめて悲しませる。100歳にして現役。戦前、戦中、戦後を生きてきた現役ジャーナリストが君たちに贈る33のメッセージ。
目次
人間には水と空気と平和が必要だ。
人類が農耕をはじめたとき、文化が生まれ、戦争もはじまった。
地球は自分の地表にどのような境界も設けたことはない。
「一億一心」「一致団結」は危険だ。
戦争は起きるのではなく、起こされるのだ。
「国家権力に国民が奉仕する」のが戦争体制。
戦場で死んだ兵士は最後に「かあさん!」と叫んだ。
戦争は母親と子どもをもっとも苦しめて悲しませる。
戦争は生命への侮辱。戦争そのものが悪魔だ。
戦争になると本音の対話がなくなり、温かい心の…〔ほか〕
著者等紹介
むのたけじ[ムノタケジ]
武野武治。1915年秋田県生まれ。東京外国語学校スペイン語科卒業。朝日新聞の従軍記者としてインドネシアへ行った。1945年8月15日、戦争責任をとる形で退社し、1948年秋田県横手市で週刊新聞「たいまつ」を創刊。1978年の休刊後も著作や講演などでジャーナリストとして活躍
菅聖子[スガセイコ]
1965年広島県生まれ。自由学園卒業。出版社勤務を経てフリー編集者、ライターに。暮らし、もの作り、教育などの分野で雑誌や単行本の編集、聞き書きをおこなう(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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