内容説明
必至、21世紀への予言。常に世界の先端を翔けぬけ、時代を予言しつづける思想家・建築家黒川紀章の、ドラマテイックな人生とその思索の全秘密。
目次
第1章 さまざまな起点
第2章 日本文化の発掘―道空間
第3章 伝統文化の新解釈―花数寄と江戸
第4章 近代主義の大転換
第5章 カプセル宣言
第6章 中間領域論の系譜
第7章 利休ねずみと曖昧性
第8章 関係の時代
第9章 さまざまな出会い
第10章 メタモルフォーシス―精神のジャンプ
第11章 到達点
第12章 共生の未来
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ネオジム坊
1
建築家の枠に収まらないビッグな男・黒川紀章、彼の「週間プレイボーイ」におけるグラビア写真など、彼自身が出た記事のスクラップブックといえるような本。メタボリストたちの中でも最も若く、最もメタボリズムの思想を追求した彼は、持ち前のチャーミングさとウィットネスでたちまち銀幕の人気者になった。それ故、よく誤解して語られることの多い彼だが、行間からは並々ならぬ努力があったことが示唆され、なおかつそれをひけらかさず、リアルタイムなその場の「言葉」で勝負する『建築家・黒川紀章』のスタンスがよく著されている。2012/04/22
塩崎ツトム
0
共生思想とか、情報化社会を見越した都市計画、ノマドなどはまさに先見の明。2012/11/05
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