すぐわかる正倉院の美術―見方と歴史

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  • サイズ A5判/ページ数 127p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784808707286
  • NDC分類 702.13
  • Cコード C0070

内容説明

正倉院と宝物についての知っておきたい基本的知識を網羅。宝物の見方・技法・使われ方をエピソードも交え、簡潔に紹介。1250年前の名宝の魅力と見方、歴史がよくわかる。

目次

第1章 名品の魅力を知る(螺鈿の鏡―平螺鈿背八角鏡;金銀平脱と七宝の鏡―漆背金銀平脱八角鏡と黄金瑠璃鈿背十二稜鏡;八卦背の鏡―金銀山水八卦背八角鏡 ほか)
第2章 正倉院の歴史を知る(聖武天皇と平城京;東大寺大仏開眼会;光明皇后の果たした役割 ほか)
第3章 宝物の見方を知る(数と種類の豊富さ;国際性(西域・中国;朝鮮)
由緒が確認できる ほか)

著者等紹介

米田雄介[ヨネダユウスケ]
1936年、兵庫県生まれ。宮内庁正倉院事務所所長を退官後、県立広島女子大学教授を2002年まで勤める。県立広島女子大学名誉教授。文学博士
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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aisu

11
毎年秋の正倉院展…会期は短いわ激混みでろくに見れないわでここ数年行ってない…。写真で見ると美しい細工などに憧れるのですが…。この本を読んで、正倉院のお宝がいかに貴重で素晴らしいものかわかりました。その数や種類の多さ、保存の良さ、当時の由来を示した書も現存し一致する…なんて奇跡の様です。1250年前のものというのもすごいです。2018/05/13

nonnomarukari(ノンノ〇(仮))

5
正倉院の美術や歴史についてわかりやすくコンパクトにまとめている本。予習や復習をしたりして楽しめる。2010/11/04

booo1st

1
正倉院と宝物の解説書。私のような初心者にもわかりやすい入門編。宝物の多種多様さと保存状態の良さに驚く。聖武天皇が大仏開眼会(752年)の際に着用した冠に地中海産の珊瑚が用いられたとか、その冠(の一部)がまだ残ってるとか、驚きの連続。1250年前にこれらの宝物を作った人、伝えた人、使った人、納めた人、そして守り続けてきた人々がいたことを思うと感動してしまう。頻繁に行われた薬の出入庫のわずらわしさが原因で南北2室だった『双倉』から今の『三倉』になったという話(P.99)がいかにも人間くさくて面白かった。2018/10/11

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