内容説明
心の働きを担う脳はどのようなものであり、どのような原理で働いているのか。私たちの精神活動は脳の働きによる。脳の中味はどのようになっていて、脳内でどのように情報が流れ、事物が認知され、行動が制御され、思考が行われるかについて議論し、さらに細胞・分子レベルではどのようなことが起こっているかというところまでさかのぼってわかりやすい説明を試みる。
目次
第1章 脳の働き
第2章 脳の細胞
第3章 感覚・知覚・認知
第4章 意志決定―判断と選択そして意識
第5章 記憶
第6章 行動
第7章 脳活動を支える分子
第8章 脳のモデル
第9章 おわりに
著者等紹介
平野丈夫[ヒラノトモオ]
1955年東京に生まれる。1979年東京大学理学部卒。1985年東京大学大学院医学系研究科博士課程修了。医学博士、理学博士。東京大学医学部助手、群馬大学医学部講師、京都大学医学部助教授を経て、1997年より京都大学大学院理学研究科教授。専門は神経生物学、脳・神経科学
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