目次
1 炎を解き放つ
2 反応の世界
3 変化の最大公約数
4 カオスへの貢献
5 路上の障害
6 振動や形が現れる
7 変換の旅路
8 対称性と運命
9 光と生命
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ピエール
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ファラデーのロウソクの化学を100年後の科学の進歩を考慮して書き直してみると・・・という本。 著者は量子化学が専門のようで、分子構造の量子力学的説明を随所に織り込んでいるのだが、そもそも古典力学では原子構造が説明できなくなってしまった経緯や、そこで現れた量子力学的概念の説明がない。いきなりスピンは重要なファクターであるなどと言われても、基礎知識の無い人間には判らない。分子構造を綺麗な立体図をふんだんに使い見やすくはなっているが入門書として説明不足。様々な化学反応をつまみ食いしていて、結論が判らない。2012/10/30