内容説明
さらば護憲主義!共和主義は日本に適さないか?時期尚早論を徹底検証。脱原発共和国・日本誕生。「震災後」を大胆に構想する。
目次
1 いま、共和制を考える
2 “抑止力”としての天皇制―日本において“共和制”を構想するとはどういうことか?
3 裂け目は閉じられたのか?―素人による「憲法の歩き方」
4 「憲法」の「天皇」条項とどう向き合うか―さしあたり問題を整理することから
5 共和制の可能性―憲法草案を試作する
6 資料 憲法草案比較
追記 「共和制=国民国家の再編」批判について
著者等紹介
堀内哲[ホリウチサトシ]
1970年生(長野県)
杉村昌昭[スギムラマサアキ]
1945年生(静岡県生)。現代思想研究者・翻訳家
平井玄[ヒライゲン]
1952年生(東京)。音楽論/近現代思想
池田浩士[イケダヒロシ]
1940年生(滋賀県)。京都精華大学客員教授。ドイツ文学者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ハンギ
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日本は象徴天皇制を脱して、共和制にすべきなのではないか、という主張の本です。堀内さんという方の色が強いと思うけど、杉村さんも短い文章を寄せていましたが、的確な批判だったと思う。池田さんは講演形式だった。堀内さんという人にとっては、天皇制が温存されているという点で護憲という立場は問題があるようだ。左翼の人からも改憲論が出てくるのは新鮮な気がするが、果たしてどうだろうか。改憲対護憲という立場に加えて急激な変化を迎えたくないという慎重派の人がいると思うけど、それぞれに対して説得力があるかと言うとよく分からない。2011/10/23