内容説明
’68‐’69から40年、無惨にして神々しい時代の青春が、蜃気楼のようによみがえる。彷徨の果て、心拍と鬱情の文体が行き着く物語の彼岸…。
著者等紹介
吉林勲三[ヨシバヤシクンソウ]
本名、和田洽史。1944年6月、満州国吉林省生まれ。1970年5月、フランス・パリへ。『壁なしの箱』の原型、『橋上人』執筆始まる。翌71年10月帰国。1972年半月刊文化情報誌「東京スコープ」創刊、2か月で金欠。4号、印刷会社(現国書刊行会)に債務、穴埋め編集者に。写植オペレーターに転職。1974年「セリーヌの会」を主宰。1998年中国・山東省蓬菜市の父の農園で洋ランと蔬菜栽培に従事。1999年西アフリカ・ガーナ共和国渡航、翌年「NGOガーナ国民の友」設立。2010年「NPO法人ガーナ農林工芸振興協会」設立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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